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24 R . side ページ24

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ただ純粋に聞きたかっただけだった







どんなやつなのか









「…家庭教師の先生。」









そう言うまでは




まさか俺だと思わなくて









声が震えてしまいながら









涼介「先生?」








そう聞いた








「5年前ですけど。…好きでした。」









でした。




過去形だった。









あの時の自分が少し蘇る




思い出したくない過去









「私だけ、忘れられてない。」



「相手はきっと忘れてしまっているのに」









ううん。


覚えてるよ、鮮明に









「消えたんです、突然」





「なにも知らなかった」









泣きながら話す彼女に


動揺が隠せない






ごめん、さくちゃん









言えないもどかしさから

手が震える









「…引きずってるんです、まだ」




「山田さん見て。…似てたんです彼と」







涼介「俺が…?」









「はい。似てるなんてものじゃなくて」



「だから。ごめんなさい、失礼な事あったら」









涼介「そっか。」






「なんで消えたんですかね、」









いきなり俺を見てそう言う









涼介「俺に聞くなよ」



「なんでだと思います?」





涼介「…消えたかったんだろ」









ぶっきらぼうにそう言った









いつかは


いつかはこんな日が来ることわかっていた









このままにしてられないことも。









だけど。


ごめん、今はそっとしててほしい






知らないフリしていたい









ずっとさくちゃんの顔が目の前に映るだけでも





本当は抱きしめたい自分がいた









そんな俺は隠すように









涼介「ほら。泣かねぇで、次いくぞ」









次へと進めた。









.

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設定タグ:山田涼介 , Hey!Say!JUMP , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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山田咲菜(プロフ) - ごめんなさい大号泣しましたし、キュンキュンしました。ホントにこんな泣けるお話が書けるのはホントに尊敬します! (2020年10月7日 2時) (レス) id: b851b1a625 (このIDを非表示/違反報告)
Chika02170217(プロフ) - めっちゃいい話。。。 (2019年11月11日 20時) (レス) id: bc6b2eccee (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 山田くん担当さん» 嬉しいお言葉有難うございます。そう言って頂けて私も感動です。。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: 18d9a58539 (このIDを非表示/違反報告)
山田くん担当 - 私は山田くんが好きで読ませてもらいました。すごく感動しました (2019年1月19日 10時) (レス) id: 76f3abcc84 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - あいちゃそさん» 嬉しいお言葉有難うございます。。温かい言葉恐縮です。あいちゃそさんにとっていいお話として残ってくれたのなら私はそれだけで幸せです(^ ^)私こそ素敵なコメント有難うございました。! (2019年1月15日 19時) (レス) id: 28ca21218f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らら | 作成日時:2018年11月30日 0時

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