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その日はそのまま部屋に帰って寝た。
次の日になれば顔を洗って水を飲んで。
朝食を取りに食堂へと向かう。
部屋は、、あの頃と同じようにレオが来るのなら、
今日の夕暮れ頃だった筈だ。
あの頃の俺なら昼に来てたなぁ。
滅茶苦茶迷って先輩に迷惑掛けた覚えがある。人が良くて良かった。
「おぉ？…ぉお……あさはやいなぁ、おまえさん…」
「なに寝惚けてんだよ」
「ねぼけてねぇ…」
食堂の席に着くと、のそのそと片手でお盆を持ち、空いた手で目を擦るアルバが、俺の真正面に来る。
くあぁ、と欠伸をする此奴は見ての通り朝に弱い。
ソレを笑いながら言えば、寝惚けてねぇんだと。
…オイ、コップ掴む手緩んでんぞ。
「…ってお前友達いねぇの？」
「ンぁ…？？」
「いや、俺とお前会ったばっかだろ？」
真っ直ぐに俺の前に来たアルバに、
別に此奴他の友達いるよな？と思い声を掛ける。
俺は昨日ちょっと喋っただけだし。
「……あー、…なんだろうな？ここだな、って」
直感的に思ったというか、此処が定位置な気がしたような？
…そう言うアルバに、俺は目を見開く。
…確かに、あの頃、俺達は飯食うの毎回一緒だったし、
位置だって、レオが隣で、アルバが前で。
……。
「＿＿＿まさか、お前」
「っって俺滅茶苦茶 茶ぁ零してんじゃねぇか！言ってくれよ！！」
「ぅえい゛ッ？！……へ、？ごめん…」
＿＿＿あの頃の記憶を持ってるのか？
そう問おうとして遮られれば、我に返り、
慌てて常備してたタオルをアルバに渡して拭かせる。
良かったな、熱いのじゃなくて。
「(…ありえねぇ、よなぁ)」
…持ってたら、俺にあんな、お前と会うの初めてですーって顔しねぇ、よな。……勘が鋭い、の一言で纏めるのも、しっくりこねぇけど。
「Aは何時から訓練開始なんだー？」
「…んー、明後日」
「やっぱ？俺建物案内に参加するから会うと思うぜ」
「……まだ覚えてないのか…？」
「…俺が案内されるんじゃねぇよ？！」
「と、言いつつ？」
「いや流石に覚えてるわ！！」
おじさんの事馬鹿にしてる？してるよな！？
そう俺に抗議するアルバに、考えても無駄かと思えば、
今日はどうするかなーと考えつつ、飯を頬張った。
「ちょっ、A？…無視かよ？！」
あ、このスープ滅茶苦茶うめぇ。
後で中庭行ってひとらんらんさんにお礼言いに行こう。
「オイ！！！」
「うるっさ」
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
