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床に寝っ転がってる俺を他所に、
三人がインカム越しに謝っていたが、
…そこで待ってろよ？
と言うトントンさんの低い声がコッチにも聞こえ、三人の口が結ばれたのを見て、俺は顔を床に埋めてくつくつと笑うしかなかった。
母(トントンさん)は強し。
「……何わろてんねん…」
少しするとそんな声が聞こえて、
あぁ俺か、と顔を上げると、不服そうな顔で三人がコッチを見ていた。
「いやぁ、自業自得だなぁと思いまして」
「ｳﾞｯ」
俺の言葉に図星を突かれたのか目を逸らす三人。
…この人達の内ゲバを見るのも、巻き込まれるのも。
懐かしくて仕方がねぇなぁ。
……ざまぁみろと思っちまってる自分が居ないわけじゃねぇが。
「……帰還して早々、トントンに怒られるんかぁ…」
「いやそれはお前が悪いやろゾム」
「暴れ出したお前が悪いわ」
頭の後ろで腕を組んで溜息を吐くゾムさんにズバッと返す二人。
それにゾムさんは楽しそうに笑うと、今度は二人が溜息を吐く。
…ゾムさんは銃を下ろしているが、コネシマさんとシャオロンさんは武器を持っていない。…巻き込まれたんだなぁ。
「ったく……ほら、立てよ」
「あ。有難う御座います」
そう考えているとシャオロンさんに話し掛けられる。
床に寝転んでいる俺に手を差し伸べてくれて。
俺はその手を握っては起き上がり、パッパッと服を払う。
少ししてはビシッと敬礼を決めて、
俺は口を開こうとするが、
「あ、お前新兵やろ？俺はシャオロン。
奇襲部隊隊長、Wrwr軍幹部随一の人気者やで」
「うわ新兵君が話そうとしてくれとったんに遮った」
「これだから不人気なんやぞシャオロン」
「不人気ちゃうわ！！」
彼等に先手を打たれてしまい口を噤んだ。
…仲間内からは不人気と言われているが、
全然そんな事は無いのはお決まりだ。
うわって顔をした二人に怒鳴りつけている様子を見て、
頃合いを見て今度こそ、と口を開く。
「初めまして。本日をもってWrwr軍の新兵となりました、Aと申します。お世話になります！」
そう挨拶すると、三人からじっと見詰められる。
…シャオロンさんは「宜しい」と言いそうな雰囲気で頷き、
コネシマさんは「宜しゅうな！」とニッカリと笑っていて、
ゾムさんは俺を見定めているかのような視線を送ってきて、
口を開くと、こう聞いてきた。
「…お前、ひとらんのトコ行った？」
＿＿＿貴様、何故知っている！！(冷や汗)
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kenma(プロフ) - 好き過ぎる…いつまでも更新待ってます！ (8月15日 12時) (
レス) @page49 id: 23621c8f5e (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺(プロフ) - 大好きです！！また更新されることを願っています！ (2022年5月5日 18時) (レス) id: 85717083f6 (このIDを非表示/違反報告)
さすらいの村人B - くぅ.....続きが気になり申す、、、 (2021年12月20日 9時) (レス) @page49 id: 38e13adc7f (このIDを非表示/違反報告)
クルイ@SOS同盟 - あ、好きです...頑張って下さい！ (2021年5月10日 22時) (レス) id: 6c77753d41 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠の芽-にゃお(プロフ) - なにこれ神ですか！？！？！？一気見してこの時間になってしまいました、、、、さいこうですぅうぅつう！！！！！ (2021年2月3日 3時) (レス) id: b4d2a08102 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月29日 8時
