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その後の4日間はいつも通りに過ごした。
ちょっと変わった事と言えば、アルバが俺とレオの部屋に遊びに来たり、俺にしては珍しく夜更かししたりする事が増えたくらいだ。
その事にレオは嬉しそうに、楽しそうに笑っていて。
案外寂しがり屋だな！と笑ってしまった。
レオの、幹部になる事を決めてから何処か固かったものが消えていたので安心した。
寂しいのはレオも同じなんだなと思うと、俺もアルバも、正直嬉しかった。
そんなレオは今日は幹部と戦い、実力を見せつける日。
俺達は真昼間に訓練場に集まると、早速、我らが総統グルッペン・フューラーが、今から始まる事の説明をする。
その際中、俺は幹部さん達が揃う所に目を向ける。
そこに、確かに立っている親友に、自然と頬が緩む。
その時レオも俺を見付けたんだろう。
目が合えば、そっと親指を立ててやる。
頑張れよ！お前ならいける！！
自主練の成果を見せてやれ！
そう心の中で訴えると、少ししてレオの目が細められたのを見て手を下げる。
…説明は短くまとめられていたからか、もう終わりかけていた。
「勝敗はどちらかが気絶するか、降参する事を言ったら決まる。決して、殺す事は許していないからな？
武器は剣かナイフのどちらかだ。どちらも本物だが怖気付くなよ？好きな方を選ぶと良い。
…選んだな？
よし、では位置に着け」
位置に着け、そう言われると、幹部の列に並んでいた二人は、人混みがぽっかりと空いた円状の空間に立つ。
トントンさんは剣を持ち、
レオはナイフを構える。
二人の目は、しっかりと目の前の相手を捉えていて。
固くなるこの空間に、ざわざわと胸の内が落ち着かない。
今から、始まるのだ。
「＿＿＿それでは早速、お前の実力を見せてくれ、レオナルド。
私の自慢の右腕に、勝てるとは思っていないがな！」
総統の言葉が途切れた瞬間、
レオは駆け出し、躊躇も無く、その刃をトントンさんに振るう。
ｷﾞｨﾝｯ!!
ソレを剣で受け止め弾き返したトントンさんに、
甲高く重いその音が、空間に響く。
弾き返されたレオは軽い身のこなしでまた駆け出し、
今度は何度も刃を振るう。
それを的確に避け、剣で流すトントンさんの目は据わっていて。
レオは瞬時に屈むとトントンさんに足払いを仕掛ける。
ソレを軽く跳ねて避けるトントンさんは、今度は俺から行くで、と小さく呟いたかと思えば、上から剣を振り下ろす。
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すみれいん(プロフ) - 構えていなかった為、まさかWrの国の方達がそうなると思っておらず、最初の2人でまじか…まじか……となり、続編に行く前にはティッシュを片手に持っていました。ありがとうございました！ (2020年11月1日 14時) (
レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
仰げば尊死 - 今後にきたいしてます (2020年6月1日 22時) (レス) id: d6069bd4ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ショイ太郎 | 作成日時：2020年5月20日 9時
