【銀魂】空から女の子が降ってきました。８

第三百十三訓 ページ24

『あ、あははそうですかそれは知りませんでしたゴメンナサイ私無知な物であはははは』







ビキビキと青筋を浮かべながらもニコニコ笑顔で対応する私を誰か褒めてくれ。






『あれ、でも…じゃあどうやって子供を産むんだい？ですか？』






変な敬語になってしまうが許してほしい。






「……そなたにはこれを体内に入れてもらう」






すると、本心を隠しながら未だニコニコする私を前にクズイケメンが懐から何かを取り出す。






『これは…筒？』






それは小さな筒状のなにかだった。



え、何コレ。






「俺の家の者が作った物だ。
これを体内に取り込めば子を生成できる」






………………………は？






『生成、って…』






真顔で淡々と何て事を…





(それにしてもこの筒…天人の技術か)





クズイケメン=シュナイダーの家の者ってやつ、どうにもキナ臭いな…ガサ入れるか。



……って危ない危ない。真選組の時の癖が、






「……という事で、飲んでくれぬか。いや飲め」



『はッ、ちょ、ぅわ！！』






布団の上に私を押し倒して筒を飲ませようとしてくるクズイケメン。ご丁寧に手袋までつけやがってコイツ！！！うざ！！

そもそも子供を作る薬ってことはこの筒の中に入ってるものは＿＿＿＿＿＿







『………っっ！！き、きも！！！』



「チッ抵抗するな、飲ませにくくなる」



『いや誰が飲むかこんな劇物！！そもそも私は妊娠を赤子生成だなんて言う人と結婚したくないしッ！！』






そもそもコイツ私の好きなタイプじゃないし！！作者の性癖ブチ込んだ整ってるイケメンだとしても私のタイプではないから！！






『あと私結婚は成人してから派で妊娠なんて以ての外だわ馬鹿野郎！未成年ではお付き合いまでが私の許容範疇だから絶対嫌っ！！！！』






だが抵抗も虚しく、押さえつけられる。そのまま筒を飲ませられそうになった時……






＿＿＿＿＿＿ドゴッ、









.









「ほォ…そりゃ良い事聞いたな」



「初めて聞いたよ、知れて良かった〜」








『……えっ』









二つの声が聞こえた。



そしてクズイケメンの力が抜け、ドサリと倒れる。





(……？？何が起き、え？え？)





状況が理解出来ないが、とりあえず顔を上げるとそこには…








高杉「こりゃまた……随分と絢爛な白無垢姿だなァ。司欧が用意したのはちと気に入らねェが」



神威「あはは、癇に障るよねぇ。つい殴っちゃった！でもAも嫌がってたし良いよね」






悪党二人がいた。









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