【銀魂】空から女の子が降ってきました。８

第三百七訓 ページ18

どうしよう皆。




高杉の顔面が良くて爆発しそう。






高杉「俺もすっかり入れ込んじまったらしい…悪党を此処までたらし込むなんざお前さん位ェだ」



『君だって自 殺願望者に惚れるなんて相当イカれてるよ！！』






顔を真っ赤にして高杉の色気に耐える。


先程から暫く、高杉と言い合い(と言っても私が一方的に顔赤くして叫んでるだけ)をしていた。





が、そこでふと気付く。





(あり、さっきまで沈んでた気持ちが…ちょっと晴れた？)





すると、高杉は私を見て満足そうに笑った。






高杉「ククッ、ちったァマシな面になったじゃねェか」



『え、高杉…もしかして、』






私を元気付けようとしてくれたとか？






高杉「……好きな様に思ってくれて構わねェ」



『……ふふ、』






冷酷そうな外見をした過激テロリスト(色気爆発)の優しい一面に笑みが溢れた。






『高杉が実は優しいって事が知れたよ』



高杉「…そうかィ。俺はお前さんがこんな状況下でも真撰組を心配する逞しい女だっつー事を知れたよ」






くしゃ、と頭を撫でられた。
その不器用ながらも優しい手つきに落ち着く。






『！あ！！』





(落ち着く、で思い出した！)





高杉は急な大声にも驚きはせず、ただどうしたんだと言う様に此方を見る。






『羽織だよ！高杉の羽織！！返し忘れてた…会うの少ないし…』






これまた真撰組動乱篇の前らへんであるシリーズ４の最後の橋下の時の事だよ。


川に沈んでた私が風邪を引かない様に羽織をかけてくれた高杉。そのまま返していなかった。洗濯はしたけれど……






高杉「あぁ…アレか…お前さんにくれてやらァ、別に羽織に困っちゃいねェ」



『だッ、駄目だよ返す！私貸すのは好きだけど借りるのは返さないと気が済まないんだよ、良いね！』






牢の格子をガシャン、！と持つ。



私は服しかり、恩を売るのは大好きだけど、売られるのは大嫌いなタイプなのである。






高杉「ククッ、分かったからそう怒んじゃねェよ…気が向いたら、俺ン所に持って来い。良いな」



『あッう、うん！』









(ていうか、今日は神威一緒じゃないんだねェ)



(あぁ…アイツか。今頃地球の料理たらふく食ってるだろうよ)



(それより君達、頻繁に来るけど暇なの？)



(朝霧と関係を持った以上、俺ァ仕事で此処に来てんだよ。まァ、アイツは仕事を優秀な側近に任せているらしいが)

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