一番行きたくない世界って言ったらその世界に連れてかれました 【エヴァンゲリオン】

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少々胃酸臭くなったミサトさんの車を暫く走らせると、何やら大きな建物の中に入る


「特務機関ネルフ？」

「そう、国連直属の非公開組織。私もそこに所属してるの…あなた達のお父さんと同じよ…」


「人類を守る立派なお仕事ってやつですね」

シンジは薄く笑いながら皮肉を言う。
車はミサトさんが運転しなくとも、勝手に下へ下へ運んでくれている


「…葛城さん」

「ん、ミサトでいいわよ。Aちゃんはもともとそう呼んでるし」


「父は…何のために僕たちを呼んだんですか。あの人はもう、僕たちのことなんて忘れてしまってると思ってました」

「…それは、お父さんに直接会って聞いた方がいいわね」

「これから父のところに行くんですね」

「苦手なのね、お父さんのこと」


「別に…めんどくさいだけです」


　
その時、地下に潜っていたはずのあたりに突然光がさす


「すごい、本物のジオフロントだ！！」

ジオフロント。地下に作られた都市、またはその都市計画のこと。

ミサトさんはその空間の正三角形の建物を見つめながら言った。


「そう、これが私たちの秘密基地、ネルフ本部。
世界再建の要…人類の砦となるところよ」



　
ちなみにこの時私は何をしていたか。

『…おぇ……』


　
後部座席で横になってました。とても気持ちが悪いです。

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