Only One

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Aside









着替えて出演時間まで暇なもので、
今度はりくさんとじゃなく、1人で散歩でもしようかななんて思ってたら









「あ」









そうだった、今日の生放送は









コンコンッ









“どうぞ〜”









「Hey！」




亜嵐「呼んでない退場」




「れおさ、」




玲於「バイバイ」




「涼太さん!!」




涼太「どうぞ〜笑」









お兄様たちがいるんだった









「龍友さんは私が来て嬉しいですよね！」




龍友「そだねー」




隼「友達感覚で来る後輩初めてだわ」




「ルカちゃんいますよ、ここらでお目にかかります？」




裕太「さっき1人で挨拶来たで」




「…よ、用意周到」









その前に全員で挨拶に来たって言うのに、
改めて1人で来てたとは……









亜嵐「誰かとは違ってグラマラスな子だった」




「亜嵐くんは相変わらず、愛情表現が下手だね」




玲於「んで、調子はどうよ」




「もう仲良しこよしですよ」




玲於「って言う奴はここ来ない」




「………はぁ」




メン「座んなよ笑」








メンディーさんがイスを用意してくれたから









「突っ込まずにただ聞いてくださいね」




「私いっちゃんのこと好きなのに別れようって言ったんですよ、はぁ…」




隼「ツッコミどころ多すぎ」




「言ったら言ったで好きは増すわ、美女の手に渡るわ、メンバーとは上手くやれないわで」









ある意味こういうのをリア充って言うと思う









「リアル充実してますよね」









全員が“うわ〜”と羨ましくはなさそうなリアクションをしていた









亜嵐「じゃあなんで別れようとか言うの」




「突っ込まないでって言ったのに」




亜嵐「言える範囲で」









「秘密を、言って、振られるのが怖かったから」
「不釣り合いだと思ったから」
「……どっちもかな」









裕太「えらい複雑やな」







どれを優先すべきか1人で決めたし、
もちろん自分勝手なのもわかってる








「うぇ〜……陣さんがどこほっつき歩いてるんだですって」









お母さん今日も過保護だなぁ

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