Only One

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Aside









知ってしまった翔平とまこっちゃんには









『いつもより空気を読む空間を作っちゃってごめんね翔平』




『かずまこ好きだから壱馬くんと仲良くしてね』









って何となく送っといた


そして何となく気まづくなってビルの周りを散歩中









「ネコ」







都会にもネコがいた







「おいでネコ」


「ネコお手」


「近づいていいですか？」









人になれてるのかなぁ、ガン無視で動かない猫









翔吾「ネコ返事してくれた？笑」







夢中で話しかけてたら、背後から翔吾くんが来た









「だいたい、なんとなく理解できました」


翔吾「すご笑」







隣にしゃがんで自分もネコに話しかけるのが翔吾くん








翔吾「ごめんなぁ、みんなあんな感じで」



「……こちらこそこんな感じで」



翔吾「Aあの後どっか行ったから、知らんと思うけどな？笑」









昂秀『さすがにそれはさぁ……』

壱馬『それはないわ』

壱馬『ずっと一緒おるけどそんなん見たことないもん笑』

昂秀『ゴキブリ殺すのも可哀想って駄々こねるのに』

健太『それはあんま関係ない』

北人『たぶんたまたまで、かけるつもりはなかったと思うよ』

山彰「許してやって、笑」








．





翔吾「みたいな感じやったんやけど、いつの間にかA消えてるし、笑」



「…………すみません」









でも結局そのあともルカちゃんが









「Aさんに嫌われている」
「会話が続かない」
「きっと紅一点を気に入っていたから」
「樹と別れて八つ当たりされてる」







とさらなる追い打ちをかけたらしいけど









翔吾「壱馬とかはさ、人間関係大事にするタイプやからメンバーの不仲とか大っ嫌いやん？笑」



翔吾「とにかく今ごちゃごちゃしてるけど…」



翔吾「たぶん亜嵐さんとばっかりいるのも気に食わないとか？妬いてるとか？笑」



「まっさか笑」








私たち匂わせできないのに









「……翔吾くんは何かありますか、私に」




翔吾「仲良くして欲しいのがベストやけど、正式に入れるかどうかの判断は俺らが話し合うんやからその時はちゃんと思ってること言った方がいいよ、笑」



「私ひとりが嫌って言ったところで、」



翔吾「そう？」



翔吾「あ、でもそれより今日はあっちの方が大事」



「……あっち？」



翔吾「今日の撮影な……」

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