Only One

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Aside









「先生、プロテイン忘れました」




海青「そんなこともあろうかと人の分まで持ってくるわけない」









今日はOverで一緒に踊る海青先生とジムです、地獄のトレーニングです









一緒に踊るからには親睦を…
いいえ、元から仲良しです









海青「ルカ連れて来れば良かったのに」




「えーっとね、なんて言ってたっけ…」



「昔から行ってるとこあるから…みたいな」









やっぱり海外式のトレーニングとかあるのかな









海青「っしゃ、んじゃ今日も張り切って」




「ちょっ、」









海青が肩組んで来る時は張り切ってる時

すなわちいつもよりきっっついのが待ってる時









「……マジかあ」









わたしの反応を楽しんでる部分もある、絶対そうだ









「も、…ムリ！！！！帰る！！！！笑」









海青「あと10回」









「ムリ！脚が可哀想!!私が可哀想!!」









いつもトレーナーさん達は笑って助けてくれないしね









海青「はいおつかれー、立て、帰るぞ」




「バケモノ」




海青「人間」




「よし、帰ろ笑」









帰る準備だけは早くて、ロビーで海青を待ちながらウロウロしてたら受付に









「んー？留学？」








“あ、そちらはPG生や特待生の子とかに配ってるものです”









「私も対象に入りますか笑」









“さぁ……？笑”









海青「また変なだる絡みしてんのかー、帰るぞー笑」




「皆さんお疲れ様ですっ」




海青「何その紙」




「留学だってさぁ」



海青「ふーん」




「どうする？私が留学したいって言ったら」




海青「たぶん止める？困るし」




「何に困るの笑」




海青「何かと困る」









留学かぁ、ちゃんと自分で頭下げに行ったらHIROさん許可してくれそうだけどなぁ









「……ふーん」









留学したからって何か変わるのかな

してみないとわからないな

何も無かったらどうしよう









「ムリだ、私ビビりだから」

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