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Aside

「……ふた、り、め？」

LIKIYA「最終で落ちた子なんだけど、3ヶ月一緒に活動して、決めてって」

海青「紅一点っていう売りは。笑」

陣「……ははっ」

メンバー増えます、なんて言われて戸惑わない人がいるだろうか

瑠夏「梶原瑠夏です、よろしくお願いします！！！！」

翔平「かわええ」

だけど大人が、瑠夏ちゃんを入れたい理由もすぐにわかった

慎「クランパー？」

瑠夏「いぇっす！」

瑠夏「でもバレエもやってたよ、HIPHOPも好き、とりあえずやりたいやつには手出したよ！」

馴染む速さと言い、持ち前のスキルといい、
完璧だった

「先輩としてのメンツが……泣」

RIKU「大丈夫、俺はAが料理出来ないとこも好きだよ！」

「バカにした！笑」

3ヶ月すれば入るんだろうなぁと、初日で思うほどの彼女は

「ごめんね、急だったからまだ片付いてなくて……」

瑠夏「準備できるまでリビングでいいですよ！」

壱馬「……部屋使う？」

瑠夏「いやいやいやいや」

壱馬「だって寝るだけやろ？笑」

壱馬「俺はどっか別のとこでも寝られるし」

健太「そうだよ、初日だしゆっくり寝な！俺は潔癖だから貸せないけど！」

陣「じゃあ威張るな。笑」

どこにその優しさを隠し持っていたのか……
と不思議に思いながら、みんなにも迷惑がかかると思い、広く使ってた部屋を夜中まで片付けた

樹「……1人のくせに物多いんだよ」

背後からの気配に気づかなかった、と言うより彼は気配そのものがない笑

「夜這いか」

樹「振り？」

「違う！笑」

樹「手伝おうか？」

「いいよ、もう終わる～」

「いっちゃんこれいる？貯金箱」

「買ったけどたまらなかった」

樹「アホだね、いらない」

「ゴミ袋行きだ、バイバイ」

樹「……いろいろ急だけど、ムリしないように」

「私じゃなくて瑠夏ちゃんがね」

樹「いや、気遣わなくなるまではAが疲れると思うよ」

「その時は助けて」

樹「うん」