33話 ページ37
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困り笑顔を浮かべた及川さんに、私は
｢すみません及川さん。
少し…色々ありまして。
でももう知り合いに愚痴ったらスッキリしました！
さぁ、部活行きましょう！｣
そう云った言葉に嘘偽りは無いし、自分の今の顔は屹度笑顔だろう。
其れなのに及川さんは、顔を伏せた儘その場を動かない。
及｢俺じゃ、駄目なの…？｣
及川さんの言葉に私は余り理解が出来なかったが、取り敢えず部活だ。
及川さんの体調等が悪くない限り今すぐ部活へ行くべきだろう。
｢…？どういう意味ですか？
私が云うのも何ですが、部活…｣
及｢あっ、気にしないで！
そっ、そうだね部活！部活行かなきゃね！｣
岩ちゃんに怒られる〜何て云いながら私の手を引く及川さんの手は熱くて、彼の大きな背中の後ろに立つ私には赤く染った彼の頬が見えた。
…風邪かな。
＊
｢遅れてすみませんでしたっ！｣
先ず体育館へ行って遅れた事への謝罪と挨拶を済ませる事にした私は、体育館の中へ入った途端に練習中の部員や監督に聞こえる程の声量で云った。
すると皆こっちを見てペコりと頭を下げると、練習を続けた。
近くに居た岩泉さんと姫華は態々私の所まで来てくれて、
岩｢否、まぁ朝練は自由参加だしな。
唯、昨日も来てくれたし、朝夢宮が尾崎と一緒に居て部活に来るっつってたし…心配で及川に探しに行かせた。｣
姫｢よっ、よがっだAちゃんっ、若しかしたら嫌われたかもって、どっかで倒れてるかもっでぇ…｣
姫華は泣きながら私に抱きついけくる中、岩泉さんは私にそう告げた後、及川さんの所へ行って何か会話しているようだったが聞こえなかった。
｢ごめん、姫華…｣
私も姫華に抱き着き返しながらそう云うと、彼女も私に抱き着く力を強めながらも
姫｢んーん、いいの！
…はい、取り敢えずマネ業するよ！｣
パッと離れた姫華に着いて行き、私は制服の儘だがマネ業に取り掛かった。
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オタク - 中也くん優しすぎて泣いた笑 さすが、わいの推しや！後、めっちゃ面白いです！ (2022年3月9日 2時) (
レス) @page36 id: 854c8e4edd (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 美空さん» ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2018年11月23日 15時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます！ (2018年11月20日 18時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - 楓さん» 私も入れてくれてる人いてびっくりしました← 応援ありがとうございます。更新頑張ります！！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
かえ(プロフ) - マイさん» ありがとうございます！ (2018年11月20日 13時) (レス) id: 656b4c96a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かえ | 作成日時：2018年9月17日 22時
