ゲゲゲの鬼太郎 地獄の四将編

狒々のハラスメント地獄 ページ10

｢おお久しぶりじゃな狒々(ヒヒ)」と挨拶を交わす目玉おやじ

「おお、誰かと思えば目玉はんかいなー」と妖怪”狒々”

｢おぬしまだテニスをやっとるのか」と目玉おやじ

「せや！わいももう１回花咲かすんや！人間をコーチしてな！」とテニスラケットを振るう狒々

「また悪い虫が騒いだか」と目玉おやじ



「父さん…まったく、話が見えないんです」と鬼太郎が、盛り上がる二人についていけていない

「なんか、確か狒々って、人間のコーチをして...どうしたんだっけ？」と興味なさげな、A

「さぁ」と猫娘

ああすまんすまん、あれは昭和の初期ころかのぉ？狒々はある少女と出会っての、そこで狒々は彼女と初めてテニスというのを教わったんじゃ…」

「それから５０年たち、狒々はまた一人の少女と出会った、上達しとった狒々は今度は自分がコーチとなり、テニスを教えたんじゃ。」



「少女は狒々のコーチングのおかげで世界で活躍する選手にまでなった」と話す目玉おやじに狒々が補足する

「そや！その少女っちゅうんが！世界４位まで上り詰めた、あの“どてくみこ”選手やー！」

「誰だっけ？猫娘。」

「さぁね。」

｢へー…」と興味のない鬼太郎達

「リアクションうすっ」と狒々



「この人よ」とねこ娘が鬼太郎達にスマホで選手を魅せる

「…へー…」と興味のない鬼太郎達

「リアクションうすっ！」と狒々

「で、狒々よ何故今またコーチになろうなどと？」と目玉おやじ

「やーよく聞いてくれはった！わしに猿相手にテニスするのはもう飽きたんや！で、決めたんや！今から人間鍛えて、来年金メダルとるってー！」と意気揚々と話す狒々



「そううまくいくとは思えないけど…」と冷静な鬼太郎

「ばかやろー！儂には教え子を世界４位に育てた実績があるんやで！」と自信のある狒々



「でも、今は昔と違って、、、」と目玉おやじが反論するが

「儂はやるで！これから選手探しや！次の選手を育て上げて！お前たちにヒーヒー言わせたる！……狒々だけに！なんちゃって！！」とギャグを滑らせそのまま飛び去っていく狒々

「何なのあいつ…」と引くねこ娘

「わかんないけど...芸人みたいね...汗」


ある学校、テニスの練習風景

「いち！にー！さん！しー！ごー！」と息を合わせて練習する生徒たちの傍らに、飲み物を飲んで一人立つ生徒

「こら！ゆみ！ちゃんと練習しなよ！２年になったからってさぼるんじゃない」とその生徒を怒るテニス部

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