上彩でおとぎ話！ (ページ7)

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美女と野獣 Part3 ページ7

ヒコside

今、僕は牢屋(？)のような地下の檻の中にいる
なんで、こうなっているかと言うと…

ーーー数時間前ーーー
ふぅ～。
やっと博覧会が終わった…
今回は、早めに結果が出たな。おかげで早く
帰ることができる♪

勿論、今年も優勝だよ！
…でも、この博覧会でしか、まとまったお金が
手に入らないから、いつもアヤには迷惑
掛けてるな～

…って、あぁぁ～！！！
アヤから頼まれた薔薇、買うの忘れてた！
いつもは、博覧会のある街の花屋で
買ってるんだけど、まぁ、帰り道に
買えばいっか…

ﾊﾟｶﾗﾝ(馬の足音だよ！！)
あっ。。。！ヤバい！！
雨が降ってきた！

どこかに雨が凌げそうな場所は…
こんな森の奥にある訳…
って、ある！

なんかおどろおどろしいけど！
なんか雪降ってるけど！(今は5月！)
雨の中、森を歩くよりは、まだマシか…

あ！薔薇もある！！凄い綺麗！

…1本ぐらいいいよね？

赤い薔薇に手をかけた時、背中に冷たさと、
衝撃が伝わった。

数秒、フリーズした後に
「突き飛ばされ、雪の上に倒れている｣
と、いうことを理解した。

じんじんする背中を擦りながら、僕を
突き飛ばした相手を見ようと、起き上がると、
そこには、毛むくじゃらの角の生えた
獣(？)がいた。

…はい？！
や、野獣？！

野獣(？)「おい、お前、今何しよう
としてた！」

僕は何とか声を絞り出して答えた

ヒ「えっと…あの…ば、薔薇、をと、取ろう
と…い、1輪だけ、だったので、、」

野獣(？)「1輪でも、この薔薇を勝手に
取ろうとしてんじゃねぇよ！」

その瞬間、頭に強い衝撃が伝わり、記憶が
途切れた。

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ノリside
此奴…
俺にとって、薔薇がどんな存在なのか、
分かってねぇな！！！

ノ「おい、タカ。」

タ「はい。なんでしょう
…またこれは派手にやらかしましたねぇ～
(苦笑」

ノ「うっせーよ。地下牢にでも、
ぶち込んどけ。後、そいつの目が
されたら、説明しとけ。」

タ「地下牢は、ひでぇなw
でも、説明していいのか？」

ノ「いいんだよ。一生、牢屋から出さねぇ
つもりだし。」

タ「はぁ～…お前は昔っから、かっかしやす
すぎんだよ。
取り敢えず、牢屋に入れとくよ。」

ノ「ん。」

ーーーNOW♥ーーー
ヒコside
タ「と、いうことだ。悪いが、ご主人様の命令
には、逆らえないんでね。まぁ、ある程度
暮らして行けるように、手助けするから。」

…ヤバいな