異能少女は恐怖を集める者に会う3 (ページ8)

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作者「100話です。長い間更新停止しててすみません。多分こっちは低浮上になってしまうと思います。ほんとにごめんなさい」ページ8

フシギ「そうだ」

フシギは何かを考えつくとスマホを手に取りジミーの前に差し出した

フシギ「このスマホに彼の匂いが残ってるはずだ。その匂いを辿ればどこにいるのか分かる」

A『お～！成程！』

ジミー「匂いを？」

A『ジミーがやるの君は半分犬でしょ匂いを嗅げるはず』

ジミー「そ、それはそうやけど...」

ジミーが戸惑っているとフシギがゆっくり口を開けた

フシギ「良いのかい？君のせいで彼が不幸な目にあっても」

その言葉にジミーは何も言えない

ジミー「くそっ」

ジミーはスマホに鼻を近づけるとくんくんと嗅ぎ始めた

ジミー「ｳｰｳｰワン！」

そう吠えるジミーは本物の犬に見えた

A『真逆...』

ジミーが顔を上げた

ジミー「ﾜﾝﾜﾝ!ﾜﾝﾜﾝ!」

吠えながら道路を駆けだす

フシギとAはジミーの後を追って走り出した
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翔太side

ここは...？

その頃翔太は見知らぬ場所に立っていた。そこはビルの屋上である

どうしてこんな所に？

翔太は先程家に帰るために走っていた

それなのにビルの屋上に辿り着いたのだ

不思議に思っていると足が動き出した

翔太「えっ？」

両手が勝手に動き、屋上の柵を掴むとそれを乗り越えた

真逆...！

翔太「あ、あぁ」

嫌だ！助けて！死んじゃう！お願い！

そしてヘリの端まで来ると大きくジャンプしたその瞬間

？『君！危ない！』

誰かがこっちに飛び込んで来た

？『羅生門！』ｶﾞｸｯ

どうやら危機一髪助かったようだ

翔太「Σ(ﾟДﾟ)ﾋｯ」

？『動くな』

女の子はそう言うと静かに外套を操りヘリに戻した

Aだ

翔太「あ、あああ」

フシギ「早くサイトを開くんだ」

不思議はスマホを向ける

翔太は掴まれた手の指先を僅かに動かし画面をタッチした

フシギ「ｾﾗﾃｲﾛﾉｾﾂｳｲﾛﾉｼｬ･ｴｲ」

翔太の体が可自由に動くようになった

翔太「た、助かったァ」

A『アレ？まだ消えてないの？』

『サカイオア』サイト名が新しい文字を作った

ジミー「あ！」

『アオイカサ』そう文字が表示されていた

青い傘の男「ｳｸｸｺﾚﾓｶｲｼｭｳｻﾚﾃｼﾏｼﾏｼﾀｶ」動画が消え画面が真っ暗になる

ジミー「全てあの男の罠やったんか」

フシギ「君はさっき嘘をついたね」

ジミー「えっ」

A『彼がどっちに走っていったか知ってたでしょ』

ジミー「そ、それは...」