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67.2人だけの1日 ページ18

夜になるとフェイタン以外のメンバーが船へ。
「んじゃ、終わったらな。」
「待ってるから、さっさと終わらしてきな。」
「帰ってきたら話聞かせて、覚えてないと思うけど」
「またなんかあったら誰でもいいから連絡しろよ!?」
「フェイ、明日の夜迎えに来るからね!」
「はぁ、わかたよ。」
『はーい!ありがとね!!』
ブィィィン!!エンジン音と共に遠くに消えていった。
スタスタストンっ……とフェイタンは、凹んだ壁の方に歩いて行き壁にもたれ掛かるように座る。
Aは振り返りフェイタンを見る。
『……フェイ』
「…ささとこいね。そこ上からでも見えるから試験管居たら終わりよ。」
『あ、うん!』
フェイタンの横に座ってフェイタンの方を見ると本を読んでいた。すると、急にボソリと呟いた。
「……お前……ワタシが居なくなたら……寂しいと……思うか……」
その言葉に戸惑いつつも足を抱え顔を埋めて小声で答えるA。
『……寂しい……』
ピクリと反応するフェイタンは、またボソリと呟いた。
「……あの試験の時もか?……」
Aは、すぐに分かったフェイタンに電話した時の事だと。
『……うん……試験…の…間……ずっと……』
「……そか、……今は……どうか。」
『今は……寂しくない……横に居てくれるから……』
フェイタンは、本を閉じてチラリとAを見る。
「……そ…か……、そんなこと言う奴初めてよ……。」
『だよね……迷惑……?』
「……だたら?」
『!……やめる……独りで居れるように……するよ……』
少し目が熱くなるのがわかった。
すると、スっとフェイタンが手を伸ばすとその手は……Aの頭に、
『!?……フェイ……!?』
フェイタンは、Aの頭を撫でていたのだ。
「……そんな顔するなね。……言うけど、ワタシが迷惑て思てたら口に出てるよ。それに多分手や足も出してるね。アイツらと喧嘩した時みたいに。」
※アイツら→シャルナーク・フィンクス
『……!……て、てことは……迷惑……じゃないの?!』
Aは、頭を上げてフェイタンを見る。
「……迷惑て思て欲しいか?」
『やだっ!!』
「…フ(笑)腹ヘタAつくてくれね。」
『……///!はーい!』
フェイタンは、Aも頭をポンポンとすると手を下ろし本を開き読み始める。
Aは、置いてってくれた食材やちょっとした器具を使いご飯を作った。
『はいどうぞ』
「ん、…いただきますね……」
ボソッと言うフェイタンをじっと見つめる。

68.シャルのお迎えとヒソカとイルミとの再会→←66.説明、分解と完成



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設定タグ:フェイタン , 幻影旅団 , HUNTER×HUNTER   
作品ジャンル:アニメ
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マニ。(プロフ) - 美帆さん» あのですがボードの方に返事を送りました!通知的なものがあるので送れてますか?ボードの返事お待ちしています。 (11月1日 19時) (レス) id: 5b67d7cd4f (このIDを非表示/違反報告)
美帆(プロフ) - マニ。さんコメントありがとうございます!コメント貰ったのは初めてなので「コメントが届きました」と出た時3度見くらいしました(⑉・ ・⑉)ボードがまだ分からないためここに書かせて頂いています。コメント届くといいのですが…。 (10月31日 12時) (レス) id: f37290ce6e (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - こんにちは、とても面白いです!もしよろしければボードとかで会話したいのですがよろしいですか?お返事お待ちしています (10月28日 10時) (レス) id: b32654e3a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美帆 | 作成日時:2022年3月7日 17時

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