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side……No
「さテ……その小娘ヲわタせ」
白メッシュがある天使は、つり上がっていた頬をすっと戻すと片方の手を差し出すようにAたちに向けて言う。
それが誰に向けられた言葉なのかは言うまでもない。
その異様に伸びた黒い爪の先にいるうらたは、私を庇うように抱き締めたまま奴らを睨み付けた。
「嫌だね」
一瞬の迷いも躊躇いもないうらたの声がその場に響く。渡さない、と体でも示すようにAを捕らえていた腕に力を込もった。
しかし……この中の誰もが今武器を所持していない。
学園祭で武器を持ち歩くことは無い為、当然といえば当然だが……数が優勢であっても力が未知数の奴らに対してはこちらが不利だ。
唯一持っているといえば、武器が魔力で構成されているまふまふのみだが……あれは《遠距離型》。この近距離には適さない。
「ありゃ、だメか」
「おイおい、逆ニわタしてくレルとでも思っテたのかヨ?ばカだな」
「うっせェ。……じャあ、無理やリ奪ウしかないな」
パチンッ
そう言うなり、白メッシュの天使は指を鳴らした。すると、彼の頭上に黒い光たちが集まり……やがて先が鋭く尖った槍のようなものが彼の周りに大量に現れた。
「オい、女は傷つケんナよ?」
「わーっテルわーッてル」
パチンッ
もう一度、さっきと同じように指で音を鳴らす。
しかし今度のそれは……発射の合図。
白メッシュの天使が発射した槍たちは、的確に
…………それも、豪速で。
「くそ、うらさん!!」
『ッ……!』
咄嗟に坂田が、その槍たちの周りに炎を纏わせて潰すように手を握る。同時に炎が消失したものの、接触ギリギリで全ての槍が消滅した。
「さんきゅー坂田!!」
「はぁ、……これは結構疲れるで?」
「ふ、あはハ……消さレてンじゃん」
「簡易的ナものとはイえ……へぇ、なカなかいいヤつもいルねぇ」
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戦闘シーン書くの苦手………((
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キツネ(プロフ) - や、ヤバい。しらす(。∀ °)で話が何も入ってこねぇ!ていうかそこで爆笑したw (2019年5月12日 23時) (レス) id: f12a239c64 (このIDを非表示/違反報告)
ばけモノ。(プロフ) - 赤りんごさん» そう言っていただけて嬉しいです!移行したパート3の方もよろしくお願い致します! (2018年8月27日 21時) (レス) id: edcac17eb5 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご(プロフ) - ばけモノ。さん» いやいや、全然大丈夫です!この小説大好きです!更新楽しみにしてます! (2018年8月27日 21時) (レス) id: d52f074cb8 (このIDを非表示/違反報告)
ばけモノ。(プロフ) - 倖穂さん» 可愛いイラストをありがとうございました!まだ1話しかないですが移行致しましたのでそちらの方もよろしくお願いしますね!(´∀`) (2018年8月27日 21時) (レス) id: edcac17eb5 (このIDを非表示/違反報告)
ばけモノ。(プロフ) - 赤りんごさん» 凄く嬉しいです!とても可愛いイラストをありがとうございましたぁぁ!!文字数の関係で本作には感想を書けませんでした、…すみません……。 (2018年8月27日 21時) (レス) id: edcac17eb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ばけモノ。 x他1人 | 作成日時:2018年7月19日 23時