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玲於side





「いつまで見てるの?飽きない?」






慎「うん、かっこいい!」






「そっか笑」




何となく隣に座ってたから

声をかけてみたら

ずっと引っ付いてくるようになった慎





子供達の中で最年少の小学生




いつも不安そうにしてるし

心配だったんだけど

俺の部屋に初めて入ってきた時

急に目つきが変わった






「その中だったら、どれがお気に入り?」





慎「これ!この帽子!」




「帽子…笑キャップって言った方が

カッコいいだろ?」





慎「きゃっ…ぷ?」





「そ!これは、キャップ!」






慎「へぇ〜!まことキャップ好き!」





「俺も!」





慎「どこで貰えるの?」




「貰うんじゃなくて、お店に行って

自分のお金で買うんだよ笑」






慎「そうなんだぁ…」






まぁ、この子にお金があるわけ無いよな…






「これ1番好きなんだっけ?」






慎「うん!青かっこいい!」





「じゃあ、俺と慎が仲良くなった記念に

これあげるよ!プレゼント」






慎「え、良いの?」






「良いよ、他にもいっぱいあるから」





慎「僕も大人になったら

いっぱいキャップ買う!」






「じゃあ頑張らないとな!」






慎「うん!」






それから、暇になると俺の部屋に来て

俺の服や小物を眺めてる






結構心開いた人には明るくて

元気な子だけど、めちゃくちゃマイペース


意外とこの子は大丈夫なのかなって

思ったりしちゃうけど



やっぱりHIROさんが連れて来た子




そんなはずがない…







ある日、慎が全然起きて来なくて

部屋に呼びに行った





「慎?入るよ〜」





ガチャ






慎「あっ…やだっ、やだっ、、、

うぅ、ごめんなさいぃ、グスッ」







「慎?…まこと!こっち向いて?

俺だよ、玲於!大丈夫?」






慎「ぅぅ(泣)」






俺の顔を見た途端、涙をポロポロ流した






「おいで、大丈夫。大丈夫だよ」





ベッドの下で蹲っていた慎を

ベッドに座らせて、俺も隣に座る







「どうした?怖い夢でも見た?」






慎「ま、ま…ままに会いたい…」






俺の腰に腕を回して

膝枕のような状態になってしまった…







「ママか…慎のママはどんな人?」






慎「優しい…ご飯も美味しくて」





「へぇ、良いママなんだな?」





慎「うん!まこ、ママ大好き」







そのまま寝てしまった慎は

次起きた時には、けろっとしてた

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(プロフ) - 続き楽しみにしてます。よろしければパスワードも教えて欲しいです。 (2021年11月16日 19時) (レス) id: 6f1e8018ae (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 続編楽しみすぎます😣✨ (2021年11月16日 19時) (レス) @page49 id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月16日 2時) (レス) @page48 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月8日 2時) (レス) @page46 id: 6c4c5b9362 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月7日 3時) (レス) @page45 id: 08aed4bce4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:lolww | 作成日時:2021年4月18日 12時

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