DREAMERS

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北人side









まこっちゃん、自分で手切って

痛くなかったのかな？



怖くなかったのかな？




何であんなことしたんだろ





もう、限界…





俺はいつの間にか、家に引きこもってて



リスカをしていた





遺書でも書こうかな




俺、もう、いつ死ぬかわからないし…








俺は手紙を書き終え、腕に

今まで以上に、強くカッターを

押しつけて、引っ張った







ﾋﾞｼｬｯ!!






「ｯ…ﾊﾞﾀｯ」







あー、気持ち良い





これで、こんな世界とお別れできる





そう思ってたのに…








___涼太side






北ちゃんが、楽屋に謝りに来た




北ちゃんは、人を傷つけることは




しない。というか、できない






なのに、すごくやつれて



瞳には、何も写ってなかった





これは、まずい




誰かが、救ってあげないと





そう思って、北人に連絡するけど



あいつは、一度も出ることなく



事務所にも来なくなった






あ、そうだ




壱馬…あいつなら、わかるかも







「壱馬！ちょっと、良い？」






壱「どうしたんですか？」






「北人のこと…あいつが今

どこにいるか知らない？」






壱「あいつはもう、仲間じゃない。

俺は、何も知りません」








こうなったら、まこっちゃんに


聞くしかないよな…




多分、今回の件は


慎が何かしたと思ってる




理由はわからないけど


こうなった今、得してるのは

あいつしかいないから。







「まこっちゃん。ちょっと…」






慎「どうしたんですか？涼太さん」






「あのさ、単刀直入に聞くね？

北人と何があった？」





慎「…え？

いや、普通に腕を切られただけです」







「本当に？あいつは

人を傷つけることは、できないよ

何があったの？

本当に北人がやったの？

そもそも、まこっちゃん

被害者なのに、全然怯えてないよね？

北人、普通に事務所に来るのに」







慎「いや、俺は…」





「お前…北人に何した？」






慎「…あいつが悪いんだ！！

壱馬さんを、取るから！

俺は努力して、壱馬さんの隣にいるのに

あいつは、何もしてないくせに

壱馬さんに気に入られて

可愛がられてる…ムカつくんだよ！！」









「だから、自分で自分の腕を切って

北人に罪をなすりつけた？」







慎「そうだよ！

それの何が悪いんだよ！

あいつが悪いんだ！俺は悪くない。

もう、あいつには味方なんて居ないし」







壱「慎？」

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