Salt boy # ｿ ﾙ ﾄ ﾎﾞｰ ｲ ４

弟ですけど... - 4 - ページ20

私が玲於の彼女でいいのかな...？



とかいろいろ思ったり...、



私と玲於が付き合い始めた時の



気持ちが溢れてきて目に涙が溜まる。






「 良かったね 」






ポンッと私の肩に手を置く亜嵐君。






『 ...うんっ 』






そのまま涙が溢れて



慰めてくれた亜嵐君。






気付くと、



周りには誰もいなかった。






まさかとは思うけど...？






入学式...



始まってたり？






廊下の窓から見てみると...、



１年生が入場して行くのが見えた...。






入学式が始まり、



私達の高校生活最後の１年も始まった–––。






–––––



『 サボっちゃったよ...。』






亜「 サボっちゃったね...。笑 」






自分の椅子のに座りながら



亜嵐君と苦笑いをする。






サボった事無いわけじゃないけどさ...



１年の始まりだしなんかね。






そう思いながら亜嵐君と



他愛もない話をしていた。






しかし入学式なあっけなく終わり、



みんなはすぐに教室に帰ってきて、



亜嵐君も自分の教室に帰った。






すると、



女子達の会話がまた耳に入ってきた。






「 １年生のクラス名簿 見てきた...！」



「 あの子の名前 分かったの！？ 」



「 " 名字 隼 " っていうんだって！ 」



「 名前までかっこいい〜！！ 」






...名字 隼。






まさかの予想的中〜。






麻 「 あ！



Aちゃん入学式サボったでしょ〜！」






麻未ちゃんが私に話しかけてきた。






去年もクラス一緒の女の子がいて良かった。






『 友達と話してたら始まっててさ〜。笑 』






麻「 じゃあ１年生のかっこいい子



見てないんだ 、！ 」






...さっきからみんなそればっかり。






麻 「 見てみるべきだって！」






そう言って私の腕を掴んで



ぐいぐい引っ張るけど...、



毎日見てるから！！

弟ですけど... - 5 -→←弟ですけど... - 3 -

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す