命をかけて、好きな人を救おうと思います。【煉獄杏寿郎】

〜Prolog〜 ページ2

【Aside】





予知夢を見たの






私の好きな人(煉獄さんは


無限列車の任務だった。





下弦の壱がいて


怪我した後輩がいて



憎き猗窩座(因縁の敵の姿があって







──命を引き取る私の好きな人。(煉獄さん









((……絶対に阻止しなければ。でも、どうやって？))









そんな不安と焦りを抱え続けていた、ある日の事だった＿＿＿＿。






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私はその日、鬼に襲われていたおばあさんを助けた。





そのおばあさんは




『自分の命の危険と引き換えに、好きな人の命を救える薬』




を半ば強制的にくれた。





「あなたから大事な人が亡くなるような暗示があるの。だから覚悟があるなら、これを飲みなさい。救えるはずよ。


……でも、軽傷ならまだしも、生死の運命を変えてしまうことになると、あなたの命は危険な状態になるわ。」






と、真剣な顔で警告してくれた。





私はお礼を言って去った。









『自分の命の危険と引き換えに、好きな人の命を救える薬』




“軽傷ならまだしも、生死の運命を変えてしまうことになると、あなたの命は危険な状態になるわ。”





よみがえってくる、おばあさんの言葉。









((……私の命の危険なんて、どうだっていい。))







ただ私は、好きな人(煉獄さん)を救いたい。









ｸﾞｲｯと薬を飲み込んだ。









───私はその日から、好きな人(煉獄さん)を救うために命をかけることを選択した＿＿。







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