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#11 ページ11
やばい頭痛が止まらない…
寝る前は何ともなかったのに…
時計を見ると2:00
こんな時間に外に出る訳にはいかないよね
サッ
引き出しを開け薬の入った箱を開けたけど
空っぽ
何でこういう時に限って…
夜間救急には行けない
スッ
ベッドを見ると気持ちよさそうに紫耀が寝息をたてている
紫耀を起こすわけにはいかない…
よし…近所のコンビニにサッと行ってすぐ戻ってくれば紫耀にバレないよね？
パジャマの上にパーカーを羽織りフードを被ってマスクをつけ静かに家を出る
パタン…
スタスタ…
暗くて怖いけど人気のない路地を歩きコンビニに向かう
紫耀起きたとき隣に私がいなかったら心配するかな…？
でもちゃんと話せば分かってくれるはず
今までだって喧嘩したことあったけどちゃんと話して仲直りしてきたもん。大丈夫。
…そうやって言い聞かせてた
誰に何を言われても紫耀が別れを切り出さない限り私達は離れない
そんな自信があった
でもそれは過信だったのかもしれない
だって…
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作者名：のあ | 作成日時：2021年10月8日 18時
