【番外編】2回目の… ページ33
MG「いい加減、ヌナのこと待たせすぎだって」
ミンギュに言われなくたって解ってる。解ってるんだ。
Aに最初のプロポーズをしてから早や2年。
俺が男として、Aの結婚相手として自信が持てたらもう一度プロポーズしよう。
そう思ってずっと頑張ってきたんだ。
仕事だって自分で言うのもなんだけど、若手社員のなかでは期待されてる方だと思う。
Aにだって…甘えてばっかりじゃなくて、ちゃんと彼女のことを引っ張っていけるって思う。
DK「俺だってそろそろって思ってるんだけど」
JH「けど、何だよ。サプライズとか考えちゃってるわけ？」
DK「や…サプライズっていうより。言うタイミング逃しまくってます」
JS「ソクミナが今って思った時にズバッと言うしかないよ」
みんな揃ってウンウンって頷いてる。
簡単に言うけど、その今だ！ってのここ2ヶ月くらいで何度もあるんだよ？
だけどそのたびに緊張しちゃって言えないでいる。
男として自信ついたんじゃなかったのかよ、俺。
週末。お互い何もなくて、Aとのんびり家で過ごしてる。
ランチのあとポカポカと陽の当たるリビングでテレビを見てたらAの頭が肩に乗った。
DK「ん、眠い？」
『ふふ、おなか一杯になったら眠くなっちゃった』
DK「じゃー、俺が膝枕してあげよう」
わーい、ありがとうってトロンとした目でソファで横になると、よほど眠かったのかすぐに寝息をたてて寝てしまったA。
俺はそのままテレビを見てたけど、髪が口元にかかってるのに気づいてすくって耳にかけてやる。
テレビを消して、Aの頭を撫でながら見つめる。
俺のつまんない意地に文句も言わず2年も待ってくれたAには感謝しかないよ。
愛しさがあふれて思わず口に出た言葉。
DK「俺…Aと結婚したい」
寝てるAにはすぐに言えるのに。いざ面と向かうと言えないなんて。
いつになったらAにちゃんと言えるんだろ。
『私も』
…え？驚いてAを見ると。
目を閉じたままクスッと笑ってるA。
DK「もしかして起きてたの？」
『ううん、起きちゃったの』
そう言ってゆっくり目を開けて寝たまま俺の頬に触れた。
『私もソクミナと結婚したい。ソクミナの奥さんになりたい』
DK「A…」
今ってこの時だ。
DK「俺と結婚してください。長い間待たせてごめん」
『はい…よろしくお願いします』
いつも2人で過ごす場所で2回目のプロポーズをしてAに口づけた。
*
続く (更新停止中)
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mkinsprit(プロフ) - きたー！2回目のプロポーズ編！ソクミナ、2年も待たせてたのかぁ。あ、いやいや、2年も男っぽさに磨きをかけてたのかぁ^_^なんか、いつも2人で過ごす場所でのシチュエーションにキュンとしました！お隣の彼も大好きだけど、やはりーイ ソクミン …好きです！笑 (2019年8月7日 22時) (
レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» ソクミンくんってさりげなーくってのが絶対できないタイプだと思うんですよね〜。 私も終わるのがここへきて寂しくなってきました(笑) (2019年5月14日 17時) (レス) id: f3c720e0c5 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - 指輪のくだり、さすがです！にぎにぎして、バレそうになったらニコーって笑笑想像しただけで可愛い^_^ふんわり温かな二人のお話のエンディングが近づいてて寂しいですが、ハッピーエンディングなら良し^_^ですね！笑笑 (2019年5月13日 22時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年4月18日 13時
