残りの時間を ページ20
"俺と結婚してくれませんか"
プロポーズ…だよね？これ。
目の前にいるはずのソクミナがぼやけて見える。
DK「働き始めたばっかりでAの人生背負うにはまだまだ全然ダメな奴だけど。今すぐじゃなくていい。でもAの残りの人生の時間をもらう予約をしたいんだ」
『ソクミナ、ダメなんかじゃないよ。私にとってたった一人だよ』
DK「もう、泣かないで。いつも言うけどAが泣くとどうしたらいいかわかんなくなっちゃうんだから」
そっと親指で私の涙を拭う。
『だって…うれし涙だもん』
涙を抑えてソクミナの目を見て言った。
『ソクミナ、私の残りの人生の時間をもらってください』
ソクミナからのプロポーズにそう答えるとたちまち笑顔になる。
DK「ホント？ホントにホント？俺でいいの？」
『自分から言ったくせに。ソクミナでいいんじゃなくて、ソクミナじゃなきゃダメなんだよ』
そっと左手の薬指にはめられる指輪。
DK「俺、絶対絶対幸せにするから。Aのこと毎日ハッピーにするから」
『ソクミナまで泣いちゃってる』
DK「俺もうれし涙！A、愛してる。これからもずーっと」
そう言って強く抱きしめられた。
『ふふ、サイズぴったり』
駅から家までの道を歩きながら指輪がはめられた左手を夜空にかざす。
DK「ピッタリで良かったあ。Aの指輪のサイズわかんなくて、さりげなくAの手を触って測ってたんだー」
『あ、ごめん。知ってた…』
DK「え？」
『だって全然さりげなくないんだもん。やたら手…ていうか指触るから指輪くれるんだろうなって』
DK「うそ！？はずかし！！」
両手で口をおさえて真っ赤になっちゃってる。
『でもね、最初時計くれたから。あ、私の早とちりだったのかって思ってたの』
DK「ホントはレストランで続けて渡そうと思っててさ。そしたらまさかの時計もらって同じ気持ちだ〜って嬉しくなっちゃって。そしたら指輪出すタイミングなくしちゃったんだ」
ダメだよねー俺って眉毛をさげて笑う。
『そんなことないよ！そのおかげであんなステキな場所で…』
DK「うん。やっぱりAは俺にハッピーをくれるね。Aが見つけたじゃん、教会」
俺のハッピーの女神様〜なんてメロディつけて鼻歌なんかして。
いつまでもその笑顔を横で見ていたい、ううんこれからは横で見ていられるんだって思ったら、
指輪のはまった左手薬指が熱くなる気がした。
*
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mkinsprit(プロフ) - きたー！2回目のプロポーズ編！ソクミナ、2年も待たせてたのかぁ。あ、いやいや、2年も男っぽさに磨きをかけてたのかぁ^_^なんか、いつも2人で過ごす場所でのシチュエーションにキュンとしました！お隣の彼も大好きだけど、やはりーイ ソクミン …好きです！笑 (2019年8月7日 22時) (
レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
しぇるび(プロフ) - mkinspritさん» ソクミンくんってさりげなーくってのが絶対できないタイプだと思うんですよね〜。 私も終わるのがここへきて寂しくなってきました(笑) (2019年5月14日 17時) (レス) id: f3c720e0c5 (このIDを非表示/違反報告)
mkinsprit(プロフ) - 指輪のくだり、さすがです！にぎにぎして、バレそうになったらニコーって笑笑想像しただけで可愛い^_^ふんわり温かな二人のお話のエンディングが近づいてて寂しいですが、ハッピーエンディングなら良し^_^ですね！笑笑 (2019年5月13日 22時) (レス) id: 0bd1ab3dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しぇるび | 作成日時：2019年4月18日 13時
