デッドプールと妖怪男子 (ページ3)

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A視点

こんにちは
僕の名前はA
日本で大学生やってます
僕の母親は実は妖怪です
父親は僕が産まれる前に亡くなりました
僕は半分妖怪半分人間なので
どちらの世界にもなじめませんでした
日本も窮屈なので
僕はアメリカに行く事にしました

アメリカ着

アメリカはなんかすごかった
食べ物はとても大きいので食べるのには困らなそうです
あ、話は変わってしまうけど
僕は半妖だって、言いましたよね？
妖怪の出来損ないみたいな奴だから
耳があるんだ
耳っていっても人間の耳じゃない
まあ、人間の耳もちゃんとあるけど
僕には猫の耳があるんだ
だから外に出る時は必ず帽子をかぶってる

とか皆に説明してたら
男の人が泣きながら
｢助けてくれぇ！
あいつにあいつに、殺されちまぅぅ｣
殺される？
何を言ってるんだこの人は
っと思いながら無視しようとしたら
｢無視すんじゃねえ……
助けてくれよォ……
あいつが来ちまう……｣
あいつ？
｢あいつって誰ですか？｣
｢あいつはデッド……｣
デッド……
その人は言いかけたが止まった
その人は化け物を見るかのように止まった
僕は最悪の場合を予知した
今日は帽子がなかったから
フードをしていた
そのフードが風で外れたのだ

｢あっ……あぁ……ば、化け物おおおおおおおお！！｣
｢ちょっ……｣

周りの人がこっちを見て
化け物を見てる様な目でみてくる
嫌だ
逃げたい

逃げようとしたら
体が浮いた
浮いたと言っても霊の様になったわけじゃなかった
上を見上げると
赤いマスクをかぶった人に
持ち上げられていた