episode 4 ページ5
男主 side
ガラガラ、
扉が空く。
俺は一番後ろの席についていて、スマホをいじっていた。
みんな俺がいる事に驚いて、駆け寄ってくる。
「あ！ 誰かいる！」
ピンク髪が指をさしてきた。
「え、だれ。」
どんどん帰ってきて、みんなの視線が俺に集まる。
最後に、くたびれた人が帰ってきた。
「...ああ、お前か、」
『....はい。』
「お前ら席につけー」
移動するなか、また赤い目に睨まれた。
初日早々嫌われるってどゆこと
「個性把握テストにはいなかったが、同じ1-Aの仲間だ。仲良くするように。」
「あと、お前もちゃんと伝えておけよ。」
ジトっと睨まれた。
俺も睨み返す。
担任の謎の発言にみんなもざわつき始める。
「あの、どういう事ですの、？」
前のポニーテールが問いかける。
『...関わらない方がいいって事。』
「、？」
ポニーテールは意味がわからないように首を傾げた。
「なあ、意味分かんねぇよ。もっと分かりやすく説明出来ねぇのか」
紅白頭が少しイラつきながら俺を睨んでくる。
『、、俺の手には触れない方がいいんだよ。』
「....意味わかんねぇけど、触んなかったらいいんだな。」
紅白頭は納得したように、俺に背を向けた。
触らない方がいいって、どういうことなんだろ。
確かに意味がわからんな。
個性が関係してるとかかな。
なんか手袋つけとるし..
俺は無言で席に立った。
帰ろう。はやく。
リュックを持って、帰る準備をした。
「おい、どこに行く気だ。」
何も喋らない。
喋りたくもなかった。
こんな所に居ても、孤独を感じるだけだ。
やっぱり、1人が一番楽なのかもしれない。
扉を開けた。
「おい、テメェどっかで会った事あんぞ。」
ドスの効いたような声。
その声が似合うのはあの赤い目のツンツン頭しかいなかった。
俺はソイツを見た。
目を見開く。
おい、テメェどっかで会った事あんぞ。
ああ、ほんとだ。
俺も、あった記憶がある。
いじめられた、記憶が。
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雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
