episode 23 ページ24
男主 side
筆記のテスト。
俺的には上手くいったのではないかと思う。いや、もしかするとテスト当日の謎の余裕的なものなのかも知れないけど。
最後は実技試験。
たしかに筆記も嫌いなのだが、同じくらい嫌いなのがコレ。
おいおい、対ロボットとかじゃないのかよ。
「先生方と！？」
「なお、ペアの組みと対戦する教師はすでに決定済み、動きの傾向や成績、もろもろを加えて独断で決めさせてもらったから、発表してくぞ。」
『まじかよ』
淡々とペアが発表していく中、最後に俺が残ってしまった。
みんなの目線が集まる。
「先生！ 無華衣くんの名前が呼ばれていないのですが！！」
「それについては今から説明な。」
『...俺はしないんですか。』
今までの言動見てたらもう察する。
多分俺だけ見てるだけなんだろう。
俺は渋々聞いてみる。
「いや、してもらうよ。」
『えっ』
「ただし、俺たち側、な。」
相澤は不気味に笑った。
__________
説明を聞くと、俺はヴィランサイドでみんなを相手するらしい。聞いた時は俺一人なのかと焦ったけれど、どうやら先生にプラスして俺が入るらしい。
俺が入るとこのチームはマイクのところだった。
「オウ！ クレイジーボーイじゃねえか！」
『...はい、そうですケド、、』
「そんなテンション下げんなヨ！！ ちゃんとヴィランっぽくな！！」
バシバシと背中を叩かれる。
『...俺、赤点になっちゃうかも。』
「なんで、そう思っちゃうワケ？」
『、だって、圧倒的に力の差があるでしょ。俺なんて、触っちゃったらもう終わりなのに、...』
『ただでさえ、ヒーロー目指してる人なのに、』
いつも口にするとマイナスな発言ばかりなのは自分でも分かっていた。
ホークスから言われていたし、直したいと思っても直せないところがまた嫌だった。
どんどん自信がなくなってくる。
「頭悪いねェ。」
『、、？』
「そこを利用すんのヨ。何のための実技試験？ 今からボーイはヴィランなんだからサ！」
また背中を叩かれる。
『利用する...』
やっと自分はこの試験が自分に必要なものなのだと理解ができた。
next ➩
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 786人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
