episode 14 ページ15
男主 side
「どうする。」
「あんな様子じゃ無理かもね。」
「やはり、出すのは無理か...」
あの騒ぎの後、俺は一旦隔離されてしまった。
また暴走しても、閉じ込めておけばいいと言う事らしい。そりゃそうか。
なんだろう。
あの時は腹が立ったのに。
今は凄くスッキリしている。
部屋は全てガラスで覆われていて、厚かった。
周りには教師がいた。
そこに、聞き慣れた声が聞こえる。
「Aクン。」
ホークスがいたのだ。
『っ、ホークス、』
目を合わせたくない。
幻滅しただろうか。
変に冷や汗をかいてしまって、体が急に熱くなってくる。
なんて言ったらいい。
謝った方がいいのか。
「そんな緊張しなくていいよ。別に、Aクンがやった事、俺は何も思ってないし幻滅もしてない。」
俺にしか聞こえない声で言ってくる。
少しびっくりした。
『...何も思ってないの。』
恐る恐る聞いてみる。
変に声が裏返ってしまった。
「うん、変に思ってないし逆によくやったと思うよ。ヒーローがこんな事言っていいのかわかんないけどね、笑」
ホークスがヘラっと笑った。
その笑顔に少し安心して、肩の力を抜いた。
「で、ここからなんだけど、」
「雄英、行きたい？」
正直言うと、行きたくない。
行きたくないし、俺に来て欲しいと願ってる奴なんていない。
分かってた。分かってたからやったんだ。
そしたらもう来なくて済むと思ったから。
嫌な思いしなくていいと思ったから。
『行きたくない、けど』
「...やっぱりか、」
「俺と一緒にヒーロー活動、してくれないの？」
餓鬼の時からホークスと居たから、よく言っていた記憶がある。
一緒にヒーロー活動しようって。
『...したい、、けど、むりでしょ、』
あんな事をしてしまった。
「...それがさ、行く事になっちゃったんだよね。」
『え』
仰天した。
えーっ、ちょっと強制すぎない？
「驚いちゃうよねぇ、俺も驚いた、笑」
「まぁ、そのかわりAクンはあんまり好かないやり方カモ。」
『え、どゆこと。』
「うーん、とねぇ」
「四六時中Aクンの周りに見張りが居るんだよね、ー」
え
『...気まずい、じゃん』
「...確かに、...分かる、俺もやだわ」
そのまま二人とも固まったままだった。
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雪月花 - 面白いです！！面白すぎて一気読みをしてしまいました。更新頑張ってください！応援してます！！！ (2021年12月25日 12時) (
レス) @page25 id: dcac8e28b5 (このIDを非表示/違反報告)
廃部させ隊 - 面白すぎy((これからも頑張ってくださいｯｯ好きｯｯ (2021年12月16日 19時) (レス) @page24 id: 4296e190f8 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - のむさん» ありがとうございます🥲🥲嬉しいです‼️ (2021年12月9日 18時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
のむ(プロフ) - 一気に最新話まで読み切ってしまいました！楽しみにしてます！(*´ω｀*) (2021年12月7日 21時) (レス) id: 08e3594b41 (このIDを非表示/違反報告)
み。(プロフ) - ライさん» 教えてくださってありがとうございます😭直しておきます (2021年11月26日 17時) (レス) id: fd44de550f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：み。 | 作成日時：2021年11月13日 21時
