いきるかち ページ11
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「こんばんは。ボス」
蘭・竜胆が捕まって少したったある日
梅はClassyのアジトへ来ていた
「こんばんは。梅」
「今日はどんな御用でしょうか」
「君に名前をあげようと思ってね」
「名前・・・・・・」
Classyでは、コ-ドネ-ムが与えられる
「君の新しい名前は
「・・・・・はい」(チッ、だっせぇ)
梅は心の中で悪態をつく
「さっそくだけど、君に仕事だよ」
「ウチと揉めてるヤクザを丸々潰しておいで」
「はい」
「行ってらっしゃいDoll」
────────
梅side
「おいおい。逃げんなよクズ」
「ヒッ。や゛めてぐれ!」
「黙れ」
「なんなんだお前!急にの、乗り込んできて!」
「そりゃ、急に来るだろ。怪盗じゃねぇんだ」
「予告なんてするか馬鹿」
今、私はヤクザの事務所にいる
頭であろう男を追い詰めている
他のチンピラは全員殺した
弱すぎる
「やめろ!やめてくれ!」
命乞いをするものだから、腹が立った
だから頭を踏みつける
「ガッ」
「クズが。助けるわけないだろ」
「お前みたいなクズは、生きる価値なんてないの。分かる?」
「じゃあね。バイバイ」
パシュッと音のならない銃で殺す
「くせぇ。血の匂いってどうも好きになれないんだよね」
「戻ろう。いくら貰えるかな」
「蘭と竜胆、こんな仕事してるって言ったらどんな反応するかなぁ」
「でも、あの子たちも人を殺してるしなぁ」
う-んと言いながら夜道をプラプラ歩いていると梅の頭にゴリッと拳銃が押し付けられる
「あ゛?」
「ヒッ、お前、俺のっ、仲間っ殺したな!!」
「うっせ-なぁ」
怯えている男をなんの躊躇もなく殺す
「クズのくせに私に楯突いてんじゃねぇよ」
「はぁぁぁ。疲れたぁ・・・戻ろ」
毎日毎日同じことを繰り返してもう慣れた
殺して金を貰って殺して金を貰って
「でも、クズだからなぁ。死んで当然か!」
いくらもらえるかなぁ-と梅は思いながらアジトへ戻った
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作者名:金平糖 | 作成日時:2022年7月31日 17時