第1話 ページ1
これは私、高校2年生だった相田 美香(あいだ みか)が当時高校3年生だった先輩と付き合うまでのお話、、、
登校途中、友達と偶然出会い一緒に行くことになった。その隣にいる友達は正門を潜った瞬間、
「キャーーー、森田 剛(もりた ごう)先輩よー!」
とその友達は先輩目掛けて走っていく。周りの女の子たちもそうだ。
剛先輩は親しみやすく誰にでも優しい王子様的な存在でこの学園の有名人だ。しかも才色兼備。部活はサッカー部キャプテン。人望も厚い。
そんななか私は先輩に目も暮れず、校舎に入っていく。
こんな事日常茶判事だ。
自分の席に着くと読みかけの本を開き授業が始まるまで自分だけの世界にのめり込んでいった。
授業が終わり部活に入っていない私は図書室から帰ろうとしていた。
が、その時、
「ちょっとごめーん、そこの君」
と後ろから走って誰かを読んでいる声が聞こえる。振り向いてみるとそこには息を切らした剛先輩がいた。
「君、いつもあそこの席で本読んでるでしょ?」
「はい、そうですが」
「やっぱり、ねぇ君のおすすめの本教えてくれない?どれを読んだらいいかわからなくて」
そう言われて私は1冊の本を手渡した。
「シュゲール・マインド」という本だ。この本はある女の子のお話でとても読みやすく面白いのだ
「ありがとう、明日返すね」
「はい、あの席にいつもいるので」
と言って私は先に帰った。
翌日。いつもの時間になり図書室から帰ろうとしていた時に剛先輩が来て
「ありがとう、この本、すっごく面白かった!」
「そうですか、良かったです」
と私は笑顔で答えた。
それからは剛先輩とも仲良くなりよく図書室で決まって本に限らず色々な話を下校時間ギリギリになるまで話した。
そして私はいつの間にか豪先輩を見かけるたびに無意識に目で追うようになっていた。
これが恋という物なのだろうか、、、
その様子を私の大親友である野田 萌(のだ もえ)は静かに見ていた、、、
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作者名:華夜 | 作成日時:2018年1月14日 18時