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14文字目 ページ14
｢え？勝負？｣
｢うん。点数高かった方が何か奢ってもらうってやつ｣
え、待って。
それって2人で出かけるってこと、、、、？
いや待って、その前に、
｢紫耀は大丈夫なの、、、？｣
紫耀は顔は良いし性格も運動神経も良いけど、勉強に関してはあまり得意ではないはず。
｢わかんない｣
ニカッと満面の笑みで笑っているけど、絶対大丈夫じゃない。
｢でもその方が模試頑張れるでしょ？｣
もしかして嫌？と言う紫耀に即答で全然嫌じゃない、と答える。
模試受けただけで紫耀と出かけられるならめちゃくちゃ頑張れるよ、と心の中で思った。
｢じゃあ俺行くね｣
｢うん。またね｣
模試頑張ろうね、と帰り際に言って紫耀を見送る。
点数勝ったら紫耀に何か奢ってもらえるんだ、という嬉しさからニヤケが止まらない。
憂鬱な塾も今回ばかりは少し気合が入った。
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作者名：琥珀 | 作成日時：2019年10月17日 23時
