やばいヤツらと俺(やばいヤツ)2【名探偵コナン】

48話 ページ22

工藤邸に着き中に入ると見たことのある顔が沢山いた


俺に気づいて話しかけてこようとするが俺が不機嫌なのを感じたのか誰も話しかけては来なかった


今いるメンバーは


毛利、鈴木、世良、沖矢、灰原、そして江戸川、安室、俺だ


｢揃いも揃ってお前ら俺のこと本当に大好きだよな。｣


ドカッとソファに腰掛ける


俺の問いには誰も答えず暫く沈黙が場を取りしきる


その後に恐る恐ると言った感じで毛利が今回の件について聞いてきた


｢あの、TVでやってたことについてなんですけど…本当に沖野ヨーコさんと付き合ってるんですか？｣


全員が俺へと視線を向ける


間を開けて


｢それって、俺に対しての質問か？それともお前らが愛してやまない“Hope”への質問か？｣


それで答えは変わる


そう伝えればえっと全員が驚いたあと、やっぱり付き合ってるんだと毛利の隣、鈴木から聞こえた


｢で？どっちだ？｣


｢…どちらもです。｣


真剣な目をして聞いてくる毛利に俺は端末を取り出しながら答える


｢そうだな、“Hope”としては付き合っていないな。｣


と言うと江戸川が


｢じゃあ、Aさんとは付き合っているの？｣


と聞いてくる


せっかちだな


｢話を最後まで聞け。アイツは俺とも付き合っていない｣


勘違いするなと付け加えれば頭を悩ます江戸川達


｢それはどういう意味かしら？あなたはさっき“Hope”とAさんでは答えは変わると言っていたはずだけど？｣


灰原が聞くと全員がその質問に同意するように頷く


｢俺は別にどっちと付き合っていると入った覚えはない。気持ちの問題だ。“Hope”としては付き合っていないがイイヤツだと思う、だが榊原Aとして答えるならば“興味すらない”だ｣


分かるか？と確認すればえぇと言われた


｢じゃあ何で沖野ヨーコと仲良さそうな写真が撮られたんだ？｣


｢確かに…。原因はなんだったんですか？｣


世良と沖矢が首を傾げながら聞いてきたのであぁ、あれなと答える


｢てれ…TV局に新しいプロモの撮影の為に行ったら嫁が俺のファンだという奴がいてな、サインを何回も強請られたから断り続けてたら沖野が間に入って助けてくれてな。ソイツは沖野に諭されグチグチ文句を言いながら逃げていったんだ。その後お礼とともに少し話をした。そこを取られただけだ。気にする事はねぇよ。｣

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