Only you (ページ40)

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北山side

あのお祭りから数日たって

2年は補習がはじまった

先生が勝手に科目とクラスを振り分けるから
普段のクラスとはバラバラだ

そしてたまたま隣になったのが藤ヶ谷だった

北山「なぁ」

藤ヶ谷「ん？なに」

北山「お前お祭り行った？」

藤ヶ谷「行ったけど」

北山「誰と？」

藤ヶ谷「渉」

Aちゃんも藤ヶ谷も最低限のことしかいわねぇ
なんなんだよ

北山「Aちゃんといたろ」

藤ヶ谷「なんだ、しってるんだ」

北山「なんで？」

単純に気になった
横尾さんはかのんちゃんのこと好きそうだったしなんとなくわかる。

それでAちゃんが誘われたのもわかる

けどなんでもう1人の合わせが藤ヶ谷だったわけ？

藤ヶ谷「なんでって誘ったからだよ
ていうかなに、北山気になんの？」

北山「好きなわけ？」

藤ヶ谷「俺は好きだけど？で質問は無視かよ」

北山「本気なの？」

横尾さんから話聞いて
藤ヶ谷が仕組んだ感じかな

藤ヶ谷「なんなの？Aちゃんって別にお前の彼女でもなんでもないよね？」

北山「、、、そうだけど……」

藤ヶ谷「それにさ北山って確か彼女いたよね？
えっと、、生徒会の」

北山「………」

藤ヶ谷「だったら関係なくない？人の恋愛口出しする前に自分の問題解決したら？うまく行ってないんでしょ」

北山「悪かったよ…」

そうだよ、なんで俺こんなに
あつくなってんだろ

Aちゃんはただの後輩じゃん

午後からの部活はちゃんと気持ち切り替えてやんなきゃ

_____________

部活を終えてからいつも通り

Aちゃんがおりてきて
サッカー部との会話に参加している

みんなの話題はお祭りだ

かのんちゃんが付き合ったことが
部活前にバレ、そのことをみんな聞きたがっていた

北山「なぁ、おい」

A「あ、私ですか？」

北山「お前しかいねぇだろ笑」

A「なんですか？」

北山「お前藤ヶ谷と仲良かったの？」

A「えっ」

驚いた顔をしている

北山「お祭り一緒だったでしょ？」

A「気になります？」

北山「はぁ？んなこといってねぇだろ」

A「嫉妬ですか？？？嫉妬ですね？
私が藤ヶ谷先輩と一緒だったから～」

北山「は？お前そろそろ蹴るよ？」

A「ごめんなさいごめんなさい笑
冗談です」

北山「あ、お前今日リレーの練習あるの忘れてないよな？」

A「わかってますよ」

こいつちゃんとはしれんのかな