RAIN (ページ10)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:17,277 hit

9 ページ10

北山side

おれが1人でカウンターでのんでいると

Aちゃんが話しかけてきた

A「あ、あのーせっかくの打ち上げなのにみなさんと飲まないんですか？」

ki「え？あー今はちょっと1人がいいなーって」

A「あの、何も知らない私が言うのもおかしいかもしれないですけど、、北山さんは笑ってた方が素敵ですよ！」

ki「えっ？」

A「あ、いや、ごめんなさいなんか元気なさそうに見えたので」

俺そんなわかりやすいのかな笑

初めて会った子に心配されるって

ki「ははは、ごめんね気使わせちゃって、大丈夫だよ」

A「いえ！では私戻りますね」

Aちゃんいい子じゃん

近くで見ると肌が綺麗で手入れしっかりしてるのもわかる

今までこういう会に誘っても来なかったのは仕事もあるのかもしれないけど、やっぱおれらの仕事のことを理解してるからなんだろうな

タマいい幼馴染じゃん

y「きたやまー？大丈夫？」

よこーさんがおれのところに来た

ki「え？」

y「やっぱまだ気にしてるでしょ？納得いってない？」

ki「そーゆーわけじゃ、、、」

y「じゃあなんなんだよー」

ki「二股されてたの俺の方なのに、、別れる時泣いててさ、泣きたいのこっちだっつーの」

俺はついこの間付き合っていた彼女に振られた

っていっても
まぁ彼女が二股してたわけで

俺の仕事柄なかなか会えないことも多くて、すれ違いを繰り返してる間に

他の男と付き合い始めてて

彼の方が楽に付き合えるって
別れを告げられた

y「はは、あの子いい子だったのに」

ki「そうだね」

y「まぁまだ好きな気持ちわかるけどさ、元気出してよ、ほらあっち戻るぞー」

ki「うい」

y「てか何話してたんだよタマの幼馴染と」

ki「あー俺が元気ないの気づいたっぽくて声かけてくれた、あの子もいい子だよ」

y「そんな感じする、結構ボーイッシュな感じだけど
しっかりしてるし、優しいのが伝わってくるわ」

ki「いいねぇ幼馴染って」

よこーさんはなんでも話聞いてくれるし

まぁ少しは元気になれたかな