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加藤さんから思わぬ提案をされた。
地元は遠くて友達と会うこともあまりないし、彼氏と別れてからはほとんど家と会社の往復でほぼ職場の人としか口をきかない生活をしてた。
そんなとこにイケメン作家が現れてこんな状況になって、嫌だと思うわけがない。
『もちろん。私なんかで良ければ…』
確かに最初のアレは普通に考えたら色々マズいところもあるけど、その後の加藤さんとの関わりでプラマイゼロどころか完全に今はプラスで…。
「よかった。別にどっか探してるわけじゃないし、当分引っ越す予定はないけど」
くしゃっと笑って振動を止めたスマホをポケットから取り出す。
「連絡先聞いてもいいですか？って言っても隣り同士だし俺ほとんど家にいるからあまり必要ないか。でも、一応」
『はい』
私もスマホを手に取って、LINEを交換した。
あまり必要ないと加藤さんが言っていたLINEは加藤さんが自分の部屋に戻ってすぐに届いた。
シゲ明日も仕事なのに長居してしまってすいません。Aさんとお話出来て楽しかったです。ありがとうございました。おやすみなさい。
Aこちらこそ美味しいご飯ごちそうさまでした。おやすみなさい。
壁一枚隔ててすぐそこにいるのに、なんならテレビを消して耳をすませば加藤さんが立てる物音だって聞こえてくるのに。
LINEのやりとりをしてるのは不思議な感覚だった。
それ以来、なんだかんだLINEは毎日途切れることはなくて、週末にドライブのお誘いが来た。
「あ、やった。
俺、Aちゃんのマフラーぐるぐる巻き、可愛くて好きなんだよね」
二人でほぼ同時に部屋から出ると、私を見るなり加藤さんが笑う。
何度かLINEで話すうちに、いつの間にかAさんからAちゃん呼びに変わってた。
可愛いとか好きとか、さらっと言わないでほしいな。
加藤さんには何気ない一言でも、私はとっても気になってしまうから。
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まり(プロフ) - ぽ わ た す 。さん» コメントありがとうございます(*^^*)読者の方には主人公に自分を重ねて読んで頂けたら、と思って書いていたので嬉しいです(*^ω^*)これからも引き続きよろしくお願いします！ (2019年3月20日 0時) (
レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ぽ わ た す 。(プロフ) - 初めまして！情景が本当に浮かんでウキウキしながら読んでました！主人公の自信の無い感じとか自分に重ねたり、としていましたが、本当にいい作品です！次作も読もうと思うので楽しみにして待ってます（≧∇≦） (2019年3月19日 23時) (レス) id: 1a6840d4ff (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - ゆっちゃんさん» コメントありがとうございます(*^^*)嬉しいです(>ω<〃)〜引き続きお付き合いよろしくお願いします！ (2019年3月19日 23時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん - シゲ担なんでこれ読むたびにキュンキュンしますww 他の３人のも読もうと思ってます！お疲れ様でした！頑張って下さい(о´∀`о) (2019年3月19日 23時) (レス) id: cfad8bd8ff (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 麗さん» コメントありがとうございます(*^^*)何回も読んで頂けてるということで、とっても嬉しいです(o´艸`)これからも引き続き宜しくお願いします。 (2019年3月2日 14時) (レス) id: fa3c703b69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まり
| 作成日時：2019年2月14日 0時
