私の人生、∞の記憶 (ページ45)

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ガッ、ゴッと鈍い音と一緒に、

私の顔や体は傷だらけになっていく。

ピタッと暴力が終わったと思えば、

？「……反省したかな？ダメじゃないか。僕にそんなこと言っちゃ。君をわかってあげられるのは僕だけなのに…」

意味わからないことを言って、

私の首に顔を埋めた。

ヌルッと舌で首を舐めた。

次はさっきと違う恐怖。

やだやだやだやだやだやだ！！！！

男は私の首に吸い付き離さない。

ナースコールを押して助けを呼びたいのに、

殴られてボーッとしてる間に、

男のベルトで縛られた私の腕は動かせなかった。

おまけに口も手で塞がれ叫べない。

恐怖と絶望。

誰か来て。お願い。怖いよ……。

こんなとこで、今死にたくない。

男の手は私の首から衣服の中へ、

「んんんん！！」

ギュッと目を閉じ大粒の涙が頬を伝った瞬間。

コンコンとノックの音と同時に、

病室の扉が開いた。

村「きたでー……ぇ」

扉を開けたのはヒナちゃんだった。

その背後には、すばちゃんと亮ちゃん。

3人はビックリして固まって男を見てる。

男も焦ったように3人を見てる。

男の力が弱まり、口から手が離れた。

お腹の奥から振り絞った掠れた声で、

「…た、すけて……っ」

というと、3人は血相変えて一斉に男に掴みかかり、

私から引き剥がした。

渋「おまえっ……！」

村「なんやねんこれ！A大丈夫か！？」

すぐに亮ちゃんがそばに来た。

亮「なっ、なんやねんこの傷…やられたんか！？A！」

「ゔっ、グスッ……うぇええ…」

私はただ怖くて、

亮ちゃんの胸の中で泣いていた。

？「やっとAちゃんに会えたのに！！お前らさえいなければ！！」

渋「あぁ！？なんやって！お前ふざけんなよ…ウチの大事なメンバーをっ」

村「すばる！あかんっ」

すばちゃんが男を殴ろうとしたから、

ヒナちゃんはそれを止めた。

震える手で。

村「警察呼ぶぞ。亮ナースコール押せ」

亮ちゃんはナースコール押して、

ヒナちゃんは男を押さえながら警察に電話し、

すばちゃんはジッと男を睨みながら押さえてた。

バタバタと看護師が来ると、

私は別室へ連れて行かれ、

傷の手当てと、何があったかをお話した。

すると、女の看護師さんは泣いて謝罪した。

別に貴方が悪いわけやないのに。

全部あの男が悪いのに。

その後、警察に男を渡し部屋に来た3人は、

ギュッと私を抱きしめたから、

子供みたいに私は泣きじゃくった。