検索窓
今日:17 hit、昨日:59 hit、合計:158,061 hit

君しかいない ページ44

大貴side




夕方、颯馬が帰ってきた

でもどこか様子がおかしくて

「話がある」って言ってソファに座った

次の瞬間、颯馬の口からは信じられない言葉が出てきた



颯「……俺と別れたい?」

大「……は?」



その言葉を理解するのに10秒は必要だった

別れたい?そんな訳ない

颯馬とはこのまま一生を共に過していきたいと思っていたのに



大「そんなわけないじゃん、どうしたの?いきなりそんな質問してきて」

颯「……いや、聞いただけ……」

大「……病院で何かあったの?」



颯馬の体がピクッと震えた

しばらく沈黙が続き、颯馬が口を開いた



颯「言っていいのかわかんねぇけど……今日山田さんが病院に来た」

大「山田って……俺のメンバーの?」

颯「こくっ))で、今日この家に来て、あの写真を見たって」



颯馬が棚に置いてある写真立てを指さした

初めてのデートの時に撮った写真

それは俺にとっては宝物のひとつだった



颯「それで、俺たちが付き合ってるって。別れろって」

大「なんで……てか、付き合ってんの言っちゃったの?」

颯「言うも何も、写真まで見られてるんだから俺だって何も言えねぇよ……」

大「そっか……でもなんで山田が……」

颯「お前のことが好きなんじゃねえの?」

大「……へ?」



嘘だ

あの山田が?

いっつも塩対応とかなのに


でも颯馬と別れることだけはできない



大「……明日、山田と話してくる」

颯「いやお前、熱は?」

大「もう下がったから大丈夫!!」

颯「……無理すんなよ……」

大「してないしてない!ほら、元気!証拠として思いっきり叫んであげよっか?」←

颯「いや、いい。マンションぶっ壊れるから」←

大「おい」←



颯馬の顔に少しだけ安心の文字が浮かんだ



絶対に別れてたまるか

俺には……颯馬しかいないんだから……

伝えたい気持ち→←お久しぶりです(作者)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (96 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
322人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

46猫ー0924ー - 更新待ってました!これからも頑張ってください (2019年5月14日 7時) (レス) id: 8fa9dca0b7 (このIDを非表示/違反報告)
絆。(プロフ) - 朔さん» ありがとうございます!個人的には颯馬の性格が好きなんですよね……(誰も聞いてない)割と作者本人の性格が颯馬に似てる(らしい)ので…… はい(?)これからもよろしくお願いします! (2019年5月11日 21時) (レス) id: 4fc00956d1 (このIDを非表示/違反報告)
絆。(プロフ) - 46猫ー0924ーさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年5月11日 21時) (レス) id: 4fc00956d1 (このIDを非表示/違反報告)
絆。(プロフ) - ちぃまるさん» おぉ〜!同じですね(同志よ((殴 )まぁ……こっこり持ってったんですけどね(どやぁ)← 読んでくださり、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2019年5月11日 21時) (レス) id: 4fc00956d1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 性格ほんっと好きです。 (2019年5月11日 18時) (レス) id: bc08b0a9bc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つなぐ。 | 作成日時:2019年4月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。