My girl……？【nt×ar】

体調不良と雑炊 ページ31

颯馬side




次の日、俺は仕事を休んだ

怠くて熱を測ったら38.1

白石先生に言ったら


｢治るまで外出禁止！名取先生、すぐ無理するんだから｣


と言われた

外出禁止って、俺外に出れるほど元気ないし……

でも内心ほっとしていた

またアイツが病院に来て、会うことになるかもしれなかったから


スマホをベッドに投げ捨て、自分も倒れ込んだ



颯｢はぁ……｣



体が重い

そんな時、リビングの方から明るい声



大｢颯馬〜、大丈夫〜？｣



大貴、今日明日とたまたま休みで一緒にいてくれるって

すっごく嬉しかった

丸2日間、一緒にいれるなんて

態度や表情には出さないけど、本当はめちゃくちゃ嬉しい



颯｢ふるふる))｣

大｢雑炊作ったよ、一口だけ食べよ？｣

颯｢……ん……？｣



なに、大貴が料理だと？

付き合い始めの頃、1回だけあいつの料理を食ったことがある

正直に言う。くっそ不味かった←

またあれを食べるとなると……寒気が増した気がした←



大｢持ってきたよ〜｣

颯｢……え……うまそ……｣



大貴が持ってきた小鍋を覗くと、普通に美味しそうな雑炊が入ってた

大根も入ってて殺菌効果もある

ほうれん草は貧血気味な俺にぴったり

なんやかんやで普通に栄養バランス完璧の美味そうな雑炊だった

ただ、問題は味である

見た目良くても味が悪けりゃ全て悪し



大｢はい、あーん｣

颯｢もぐもぐ))……んま｣

大｢ほんと！？やった〜！勉強してよかった！｣



すいません大貴さん、普通に美味いです。舐めてました←

話によると時々メンバーの山田さん、八乙女さんに料理を教わってたらしい

確かにあの二人は料理上手いっていうしな……


その後、半分くらい食べて終わりにした



颯｢ごめ……食欲あんまなかった……｣

大｢ううん、食べれただけいいよ。風邪なんて食って寝とけば治る！残り食べてみよ……((もぐもぐ))やっば！これ美味くね！？俺天才じゃね！？｣←



……めっちゃ自画自賛するやん……

自分で自分を褒める大貴を見て、少しだけど笑えた


ほんと、こいつとは一緒にいて飽きないし、安心できる


こんな時間がもっともっと、続けばいいのに

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