47話 ページ3
貴「そっ、そうなんだ、へぇ〜」
焦｢…A？何か、顔赤くねぇか？｣
貴「うぇっ！？そそ、そんなことは…！？！？！？」
そう言いながらミリオさんとエリちゃんの前で当たり前のようにデコをくっ付け始め、余りにも驚いて少し後ろによろけてしまった。
焦｢熱はねぇな。お、どうした、大丈夫か？｣
貴「だ、大丈夫…ちょっと驚いただけだから…うん…」
通｢……もしかして、二人って付き合…｣
貴「わーっ！？！？ないです！！ないですから！！やめて下さいニヤニヤした顔で見ないで下さい！」
エリ｢おねえさん、おかおがまっかだよ？あつい？｣
貴「暑くはないよ！うん！暑くない！！エリちゃん、お姉さんと一緒に朝ご飯食べに行こっか！ね！」
やっぱあらぬ誤解招いてたー！！そしてここは早急に立ち去った方が賢明だと考えた私はエリちゃんの手を引いて食堂へと急いだ。
通｢…それで、二人はどういった関係？｣
焦｢友達…ですけど、俺の中ではそれ以上に感じています｣
通｢へぇ〜そうなんだ。ちなみに、告白の予定は？｣
焦｢…文化祭が終わったら、想いは伝えようと思ってます｣
通｢うわぁ〜！そういうの、青春だよね！良いじゃないか！バシッと伝えてきなよね！！｣
焦｢…はい｣
そんな会話があったことすら知らなかった私は現在、一年A組の出し物を見に行こうとエリちゃんが押す車椅子に乗り体育館へ向かっていた。先ほど朝食の時にエリちゃんから｢車椅子を押したい｣との要望があったためだ。さすがに可愛らしい小さな少女からの申し出は断りづらく、エリちゃんのお言葉に甘えて今に至る。
貴「それにしても、エリちゃん運転上手だね」
エリ｢ほ、ほんと？Aさん、からだだいじょうぶ？｣
貴「うん、大丈夫！ありがとう！」
通｢さぁ着いたよ！ここが、雄英体育館だよね！！｣
そんなエリちゃんの隣で歩調を合わせながら体育館まで案内してくれたミリオさん。体育館前には既に多くの生徒が集まっており、私たちも良席が取られないよう早急に中へと入った。うわぁ、中も想像以上に広いなコレ！
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レーズン(プロフ) - ユリの花さん» コメントありがとうございます！感動してもらえて良かったです…！ハンカチをどうぞ！(？？)3部も更新始まりましたので、是非最後まで宜しくお願いします ー！ (2021年8月23日 22時) (
レス) id: ec6c9ca54e (このIDを非表示/違反報告)
ユリの花(プロフ) - もう途中から泣きながら読んでました…。続きが楽しみです。頑張って下さい！ (2021年8月23日 0時) (レス) id: 871fb938ae (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - あいのみさん» コメントありがとうございます！うわああああハンカチをどうぞ！(？？)好き嫌い別れそうなこの作品をここまで読んでくださり本当に嬉しいです…！でもまだ3部がありますので、もし良ければ3部の方も宜しくお願いしますっ！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: ec6c9ca54e (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - なつみさん» コメントありがとうございます！あっやっぱり書いてた方がいいですかね！？生きるのか否か予想しながら読む人もいるかと思って「好き嫌い別れます」とだけ書いてたんですが…そうですよね、はっきり書いた方が分かりやすいですからね…！ご指摘もありがとうございます。 (2021年8月22日 23時) (レス) id: ec6c9ca54e (このIDを非表示/違反報告)
レーズン(プロフ) - 浜辺海さん» コメントありがとうございます！予想してくださってるの凄く嬉しいです！ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、何があるかは是非3部で確認して頂けたらと思います！読んで下さり本当にありがとうございます！！ (2021年8月22日 23時) (レス) id: ec6c9ca54e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レーズン | 作成日時：2021年8月21日 23時
