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4話 ページ5

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「 くぅちゃん、珍しく優しかったね。 」

「 くぅちゃんって言うのやめろ 」
「 … ま、傷だらけだった人を追い出すほど俺は冷たくねぇからな 」

「 そう〜?まぁでも結構意外だったな〜、 」



そう呟きながら、葛葉が入れてくれなかった僕の分のココアを入れる。
無言でおかわりを要求されたから 一回断りつつも入れてやる。
嬉しそうに顔をちょっと綻ばせるのが犬らしいと思う。



「 葛葉から言うって思ってなかったな 」

「 … そう? 」

「 うん、僕が言おうと思ってたし。 」



びっくりしちゃった〜、と言いながら暖かいコップを両手で包み、
こくりと一口飲む。葛葉好みの味だから僕には少し甘すぎるかも。
ひとつ息を吐きながら、足をぷらぷらと揺らす。



『 … あ、あ … お風呂、ありがとう … ございました、すみません 』



申し訳なさそうに、体を小さくしながら部屋に入ってきたお姉さん。
入ってからそんなに時間が経っていないことを見ると、
きっとまた 迷惑だ とか考えてすぐに上がってきたのだろう。



「 いいよいいよー、ってか謝らなくても大丈夫ですよ 」



にこっと笑って席を立つ。そろそろ小腹がすいてきたところだ。
彼女に何を食べるか尋ねたところで、きっとまた控えめに首を横に振るんだろうな。
想像して、少しくすっと笑いながら尋ねた。





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にゃーちゃん - つづきがとても気になります!更新楽しみにしてます! (2022年11月2日 14時) (レス) @page6 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年6月28日 18時

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