【銀/魂】戦場を嫌う黒い鬼 弐【坂/田/銀/時】

チョコレートが四十六個 ページ3

沖田side



今日、浪士共を見張っていた山崎から連絡があったらしい。


なにやら、夕方ごろに歌舞伎町の倉庫で密会を開くとかなんとか、と。


そこに集まった浪士共、全員を叩く。


会議で土方に言われたのはこれだけだった。……後は、夕食の時間が遅れるということ。


なんでも、そこの倉庫が随分と大規模らしく、此方も大人数で行かねェと取り逃がす可能性があるらしい。


そこで、屯所を空けると屯所が狙われる危険があるため、山崎を戻し、十番隊を待機させる。


とりあえず、それで会議は終わった。




・ ・ ・




姉上や姐さんと別れをすませ、大規模な倉庫へ殆どの隊で向かう。歌舞伎町、と言っても歌舞伎町の隅にあり、廃墟と化していたボロっちィ建物。


「ご用改めであるッ！」


土方のいつもの声で、俺たち一番隊が突入する。


「ﾋｯ、し、真選組だァ！！！」


騒がしい奴から躊躇なく斬っていく。…此方に向かってくる奴も居れば、裏口から逃げようとする輩もいる。


だが、裏口から来たのは二番隊。


この倉庫全体を囲んでいるのが、三番隊から五番隊。要するに、コイツらの逃げ道は完全に塞がれた訳だ。


結果的には、俺らの圧倒的有利で終わった。土方は殺せなかったが。


帰ったら何をしようかと、呑気に考えながら死体を片付けているときに、俺の携帯が鳴った。


〈原田〉と表示されているところを押し、耳にあてる。


「ﾁｯ、何でィ、何かあったッ──」

『お、沖田隊長っ！！敵襲です！！早く戻ってこいと伝えて下さい！！！』


俺の言葉に被せてきた原田の言葉。真っ先に頭に思い浮かんだのは、姉上と姐さんで。


「近藤さーん、早く屯所に戻りやしょう。原田たちが敵襲を受けたらしいでさァ」

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ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキー食べ物……かもしれない！

誰かのもんじゃ

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