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「涼太ぁ？！」
「Aっち！遅れてゴメンっス」
「なんで涼太がここに？仕事は…？」
「仕事なんて嘘っス！
Aっちのご両親にもサプライズ手伝ってもらったんスけど…
なかなかいいのが見つからなくて
遅くなってゴメンっス！」
「サプライズ？いいのが見つからなかった？
なんの話よ！」
頭が追いつかない…
あれ？
今私の両親にも手伝ってもらったって言った？
お母さん達、仕事休みって嘘だったってこと？
涼太も仕事なんて嘘って言ってたし…
あーもうわけわかんない！
「あっはは。何一人で百面相してるんスか」
なんて、笑いながら言ってくる
「うるさい！どういうことか説明してよ！」
「えっと…
ちょっと待ってもらってもいいっスか？」
突然、涼太の顔が真剣になった。
それにつられて私も黙る。
な、なんか、緊張するな…
涼太が何かを取り出し、口を開いた____
「Aっち…ううん、A。
俺と、結婚してください。」
そういって、小さな四角い箱を開ける涼太。
中には指輪が入っていた。
一瞬、何が起こったのかわからなかった。
…が。
「ーもちろん。よろしくお願いします。」
考える間もなくそういった私の頬には、涙が流れていた。
涼太が私の涙を拭った後、
二人の影は重なった____________
(お誕生日おめでとうっス！Aっち！)
(ありがとう。涼太)
(あのね、この席って凄い特別なんスよ！)
(特別？なんで？？)
(女性の誕生日にこの席で結ばれた二人はね__)
(永遠に幸せでい続けるんだって！)
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作者名：ユズナ x他1人 | 作成日時：2015年4月5日 3時
