また明日。《6》

♯258 ページ8

慎「え……待って…怖い怖い……壱馬さんから鬼電(汗)え、待って、本気で怖いんだけど、会ってるのバレたのかな？(汗)」


着信履歴を見て、長谷川くんが震えてる

そんなに？
見せてもらったら、確かに震え上がるくらい、着歴が残ってた


A「えーーー……本当に怖いんだけど(苦笑)急に帰ったから心配してるんじゃない？」


慎「それを言うなら、陸さんだって。心配してると思うよ？ちょっと恋愛面は心配な部分もあるけど、根はすごい優しい人だから」


A「……どうかな(苦笑)心配なんてしてないでしょ…」


心配するくらいなら、あの時引き止めてくれて欲しかった


慎「どーすんの？このままもう陸さんと終わり？会わないの？後味の悪いまま会わなくなるのは悲しくない？ま、友達になるのは難しいかもしれないけど、会った時に気まずくなったりはして欲しくないな」


A「会うこともうこの先ないでしょ(笑)……もう、お店にも来ないと思うし、私から連絡とかも……迷惑だと思う……」


言葉にして、あー、もう本当に会えないかもって実感した
そもそも芸能界の人と普通に連絡取ってたのが信じられない事なんだし、会えなくて当然だし


慎「今はまだちゃんと頭ん中整理出来てないでしょ。一晩寝てさ、また明日考えよ？寝たらケロッと忘れるって事あるし。うちの昂秀がそうなんだよ(笑)あれは一種の才能！(笑)だから、Aも何も考えずに今日はもう寝なさい(笑)」


A「寝れないよ(苦笑)」


慎「それでも寝なきゃダメ。目瞑って色々考えちゃっても、目を開けなかったら気付いたら朝になってるし。俺が実証済み(笑)」


A「……ホントかなぁ？……やってみる。頑張って寝る」


慎「おう(笑)」

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