また明日。《6》

♯294 陸 ページ44

【陸side】


唯一の愛情確認

その行為自体は確かに大事だと思う
けどそれが唯一と言った事に、俺がショックだった


陸「俺は、唯一だとは思ってほしくないな……言葉だったり、普段の行動？態度？そういうのでちゃんと感じて欲しい」


A「……うん」


陸「俺何回でも言うよ？事ある毎に言うよ？可愛いね、綺麗だね、大好きだよ、愛してるよって。」


A「恥ずかしくないの？」


陸「何で？だって思ってるもん。思ってる事を思ってる時に思った分言うんだから恥ずかしくないよ」


A「言葉の重みが無くならない？いつも言われてたら薄っぺらいと思っちゃいそう」


陸「適当に言ってるんじゃないし。挨拶代わりに言うんじゃないよ？その時に思った事を言ってるんだよ？だから、俺が好き好き言いまくっても薄っぺらいとか思わないでね(笑)」


A「陸くんに愛される人って、幸せなんだろうね。言われないより言われる方が嬉しいはずだし」


陸「ちょっと待って…それ、Aだよ？分かってる？自覚して？」


A「…あぁ……そっか………私か…」


全然分かってないじゃん…
隣に寝てるAを引き寄せて、キスをした


A「………もう一回するの？」


陸「しないよ……俺がどれだけAを好きか体じゃなくて言葉で伝える」


A「……言葉」


陸「そ。体は遊びでも出来る人いるじゃん。でも、言葉ってそんな簡単に言えないから」


A「……遊びで出来る人は、嘘でも好きって言えると思うよ？」


陸「言ってた？前の男…言ってないんでしょ？…あ……ごめん……遊びとか言って」

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