また明日。《6》

♯268 ページ18

陸「泣かないで〜(笑)……ごめんね、それだけ今まで辛かったんだよね？本当にごめん……」


ふわっと優しくギュッてされると、力が抜ける
ちゃんと立ってられるように陸くんの腰に手を回してギュッて抱きしめた


陸「A……好きだよ……」


これで、いいんだよね？
私が最初から望んでた事が叶ったんだから
昔、成績表の所見欄にいつも『慎重すぎる』って書かれてた。

占いだってそういつも慎重になりすぎて大事なタイミングを見逃してしまうって言われる

だから、直感で動いてみる
大事なタイミングを見逃さない為に

そう言えば健太占い、当たったのかな？
最終的には上手くいくって言ってたもんね？
それまではエグイよって言ってたけど
でも、健太さん？
そこまでエグくなかったよ？


陸「俺さっき、めっちゃ頑張ったんだよ？A目瞑るから(笑)」


A「私すっごい拒否られたんだよ？目瞑ったのに(笑)」


陸「……ごめんね」


A「でも、誰にでもしないって事だよね？」


陸「そそそそそ！！しない！！！誰にでもするのはもうクズだけど、好きな子相手に我慢したんだからね！？俺凄くない！？かなりガードが固いと思う」


A「そうかもね(笑)」


陸「そうだよ。でも、もう我慢しなくてもいい？」


A「……うん……私も我慢しないよ？」


陸「何我慢してたんだよ(笑)」


A「ふふっ(笑)色々(笑)」


陸「えー、何〜？意味深だなぁ(笑)」


A「意味深？全然(笑)」


陸「全然？俺と同じ事思ってくれてたらいいなんだけどね？」


A「…多分……同じかな？」

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