想いよ届け ページ16
ﾅｵﾄ side
心の奥底では許してない。そう言った萌云ちゃんだけど、それ以上ごちゃごちゃ言わずに、出て行った。
｢不思議な子だろ？｣
ﾋﾛさんが、2人に言葉をかける。
｢はい｣
｢萌云ちゃんは、ただの1度も君たちにされた事を話さなかった。その傷どうしたの？って聞かれてもね。それはどうしてだと思う？｣
ﾅｵｷの質問に2人が首を傾げる。
｢君らの為や｣
｢え？｣
｢君らにされたって言うたら、君らは担当を外されるかもしらん。それだけやなくて、ここにおられへんくなるかもしらん｣
｢そうなったら、何かをやらかしたんじゃないかって詮索されるよね？やった事ならまだしも、ありもしない事で騒がれることだってある。人って噂話が好きだから｣
ｹﾝｼﾞﾛｳの言葉に、俺が言葉を付け足す。
｢あ…｣
｢俺が、どうしたいと聞いた時、自分の感情がどこにあるかより、君たちの働きやすさを選んだ。そんな子なんだよ。彼女自身が自分の事を後回しにするから、必要以上に気にかけてしまうんだよ。ﾁﾔﾎﾔしてる訳じゃなくね？｣
1度、言葉を切ったﾋﾛさんが言葉を続ける。
｢萌云ちゃんは、自分が凄いとは思ってない。けど、周りの人の事は凄く認めてる。だから、あの振る舞いに繋がる。君たちも、萌云ちゃんみたいに、羨むだけじゃなく、認める事が出来たら、目に映る景色も変わるんじゃないかな？｣
俺らの言葉を聞く度に2人の表情が、どんどん柔らかくなってゆく。こんな事をした相手ですら、想いやれる萌云ちゃんの想いが彼女たちに伝わる事を、俺らは願っている。
俺ら自身彼女たちを、信じるには多分時間がかかる。だけど、折角 萌云ちゃんがﾁｬﾝｽを与えたんだから無駄にはして欲しくないから。
｢って事で、君たちは今日は帰っていいよ。ゆっくり休んで、気持ちも新たにして、明日 出勤してきて？俺、仕事に戻るわ｣
そう言って、軽く手を上げたﾋﾛさんが、2人の背中を押しながら出ていく。
｢お疲れ様です｣
そんな、後ろ姿を見送り、俺らも動き始める。
｢ﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ行きますか？｣
｢あんな、かっこいいとこ見せられたら、なんか燃えるわ(笑)｣
｢確かに。男前でしたね(笑)｣
｢ｹｲｼﾞさんにｵﾐが兄貴やのに、信じられへんくらい可愛らしく育った思とったけど、中身は男前やったんやな(笑)｣
｢それくらいにしときな(笑)｣
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ユキ(プロフ) - miaさん» 昨日Youtubeで啓司さん自宅でチキン南蛮を作ってましたけど美味しそうですね(〃艸〃) (2020年6月7日 14時) (
レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» そうなんですよね。楽しみが増えました。 (2020年5月30日 19時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - ユキさん» 本当ですね。楽しい時間でした。 (2020年5月30日 19時) (レス) id: 80c3b95425 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» 秘密戦士ラブパトリーナ啓司さん長官役選ばれたから楽しみですね(* ´ ▽ ` *) (2020年5月28日 9時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - miaさん» モニタリングとzipは見ましたメンバー久しぶりに見れて良かったですね(* ´ ▽ ` *) (2020年5月26日 10時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mia | 作成日時：2019年9月7日 19時
