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「ふはは、この私が教えを授けてやらん事もない!さあお前もお願いしますエデン様と叫ぶのだッ ……本当に言うやつがあるか!?やめろやめろ!そんなに困ってたんだな、すまない……」

「わ、私だって、悩みの一つや二つくらいある……」

「…ありがとう、非常に助かった。この恩は必ずお前に返そう。アレクサンドラの名に誓って」

「そら、負け犬はワンワンと鳴け♡その方がかわいいぞ♡」

「見て分からないか。私は今必死に勉強しているんだ、何処ぞの愚か者と違ってな。お前も持て余す時間があるなら勉学に興じたらどうだ?後悔しても遅い時が来るぞ」

「高得点の答案を見ると健康に良い!私ってば、些か凄すぎるのではないか……!?ハッ 駄目だ駄目だ。志はもう少し高く設定しなければ……」

「先生、不躾ながら申し上げますが今お時間はありますでしょうか。……寛大なお言葉感謝致します。授業よりも少し先の方を自主勉強しているのですが、どうしても気になった点がありましたので」

「笑うな!笑うな!歌は昔から苦手なんだ!」

「ふふん、上に立つ者ならばあらゆるものに寛容でなくてはな。お前のそれも、とく許そうじゃないか。少し、本当に少しめんどくさいとは思うが……お前の事だ。どうせそんな姿を見せられるのは私だけなのだろう?……だ、黙るんじゃない!まさか違うとでも!?」

「はいはい分かった、分かったから。機嫌が直るまでこの私が傍にいる。存分に!拗ねなさい」

「ふーん、びっくりするほどくだらん。私の知ったことではない」

「戯け。夢は、希望は、燻っているうちに追いつけなくなるぞ 眩しすぎるようになったら終わりだ」

「……お前のそれ 私の前では不要だ。やめろ。何故か?お前と私は対等だからだ」

「ふはは、離せと言われても断る。多分これは、お前が好きということだ!どうだろう!」

「キケイ・シシバに勝った!見返してやったぞ、どうだ!」

「この言葉、貴様にそっくりそのまま返してやる!ばーか!!」

「……り。だ、だから!この間の借りと言っている。倍にして返したぞ。返したからな」

「まあ?お前がどうしてもと言うなら?この私が、お前の恋人になってやらん事も無いが。……なんだその反応は!?どういう意味だ、詳しく説明しろ!!」

「あっ!ああ〜!ッなんだそれ、聞いてない!もう1回!」

「そう何度も同じ手を食らうか!バカめ!」

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作者名:やまざき | 作成日時:2020年6月29日 23時

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