【まほみち】うちの子まとめ【やまざき】 (ページ36)

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「は？ブ男はアタシに話しかけないでくれる？」

「ええ～イヤよぉ～アタシ汗かくのきらい……えッちょっと待ってダニエラがいるの！？それを先に言ってよッ走るわ゛よ゛」

「新作のコフレ買いに行くの、着いてきて。……似たようなの持ってるって？こういうのは新しいの使うからテンション上がんのよ。」

「んふ、アタシの為にたくさん悩んでるアンタの顔…眼福ね。」

「……ヤッだ、血出てる。美しくなあ～い……アッ！？お化粧崩れちゃってるじゃない！もうサイアクッ」

「言葉は違えない。イシュトヴァンの名に誓って」

「あら、アンタもダニエラのことが好きなの？下克上ってヤツ？でも残念。アタシ、あの子のこと離さないわよ。」

「むしろ、もっと好きになったくらいよ。ダニエラ」

【その他備考】
恋する乙女な青年。愛称…もとい、本人が希望する呼び名は「ジェシー」。ジェラルドという名前は本人的にあまり可愛いものでは無いらしく、呼ばれたくないそう。一応反応はしてくれる。

騎士道、忠義を重んじる家。家訓のようなもの。ジェラルドはそこの長男である。それにしてはやけに女々しく血の気が余っているように見える気もするが、そういった側面は彼の中に確実に存在している。もう少し時間を掛ければ変動していくことだろう。下には妹と弟が1人ずつおり、歳下の扱いはそれなりに慣れたもの。そこそこに裕福で金銭面で困ったことはないが、両親は庶民派(？)で真面目で慎ましかったために豪遊もまたした事がない。

朝に強いタイプ。毎朝寝過ごさず同じ時間に起きてはバッチリの身だしなみで学院生活に臨む。これで一日に対するやる気が上がるらしい。儀式のようなものである。また、彼のルーティーンにはスキンケアも欠かせない。就寝も早い。邪魔されるとキレる。

齢16にして同い年の婚約者がいる。お相手は金馬寮の”王子様”と言えば皆が分かる程の人気者で、相乗的に婚約者のジェラルドも名前や顔だけ知られている。間柄を知らない者が2人の関わりを見たら「何故ジェラルドと婚約者であるのか」と疑問に思うことだろう。普段の様子だと、ジェラルドが相手側に熱烈なラブコールをしているように見受けられるが、婚約関係は相手からの申し出だそうだ。今も昔も一貫して愛されているし、日々それが増している事もジェラルドは自覚している。非常に幸せ。相思相愛ということだ。