第７８話 「悪魔」 ページ40
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もし、 私があの時、 別の選択をしていたら。
こうは、 ならなかったのだろうか。
Aたちの訓練兵時代。
過酷な訓練が行われる中、 Aとティアは、 今日も積極的にライナー、 ベルトルトに話しかけていた。
周りを見ても、 お互いに会話を交わしたりする訓練兵は多々いたので、 その光景を気にする者は誰もいなかった。
ただ一人、 アニ・レオンハートを除いては。
「___よぉ、 アニ。待たせてしまって悪いな……」
薄暗闇の中、 ライナーとベルトルトが現れ、 丸太に腰がけたアニに声をかけた。
「ああ……別に、 そんなに待ってないから構わないよ」
アニが言った。
ライナーは「そうか」と言って、 アニの向かいにある丸太に腰がけた。
ベルトルトもそれに続いた。
「……で、 俺たちを呼び出したって事は、 何かわかった事でもあったのか？」
「いいや。ただ、 アンタたちに聞きたい事があってね」
ライナーとベルトルトはお互いに顔を見合わせた。
「何だよ？ 聞きたい事って……」
アニは、 いつも以上のしかめっ面を見せ、 口を開いた。
「____アンタたち、 いつの間にアイツらと仲良くなったんだい？」
ライナーの眉間にシワが寄り、 ベルトルトは目を見開いて驚きの表情を見せた。
「ティア・ラーブルーと……A・フィルナー、 だったっけ？ まさかガールフレンドまでいたなんてね、 驚いたよ」
そう言いつつも、 アニの表情はしかめっ面から皮肉な表情に変わっただけだった。
さすがのライナーもこれには苛立ったのか、 一段と眉間にシワが寄った。
「言いたい事があるならハッキリ言ったらどうだ！？ それともわざわざ俺たちをからかいにここに呼んだのか！？」
「らっ、 ライナー……あまり大きな声は出さない方が……！」
ベルトルトが焦ったように言った。
「……別にからかう為に呼んだわけじゃあないけど……アンタ、 自分が言った事、 忘れたなんて事無いよね？」
そう言って、 アニはライナーに視線を移した。
「『この島にいる奴等は全員悪魔』……だったっけ？ だったらアンタは、 悪魔たちと仲良くしてるわけだ」
ライナーは黙ったままだった。
だが、 珍しい事に反応したのはベルトルトだった。
「……僕は、 別にいいよ。悪魔と仲良くしてるって、 思われても」
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大学芋(プロフ) - 恋契*sub*さん» ああああありがとうございます……！！！更新全然してなくて本当に申し訳ないです;;マイペースですがこれからも更新頑張っていきますね！！ (2019年5月18日 15時) (
レス) id: 9f74aa9c35 (このIDを非表示/違反報告)
恋契*sub*(プロフ) - 更新停止してしまったのかと残念に思っていたのですが、再開してくださり嬉しいです…！ご自分のペースで更新頑張ってください。続編も楽しみにしています！ (2019年5月18日 8時) (レス) id: b4121c8d82 (このIDを非表示/違反報告)
大学芋#Bertort(プロフ) - ゆうりん＠アニメ厨さん» コメントありがとうございます♪私もティアみたいなお友達が欲しいです笑ライナーとはどうなるんでしょうかね……！？そして夢主ちゃんもベルトルトを救う事が出来るのか、展開を楽しみにしていて下さい(＞＜*)更新頑張りますっ(*･ω･)ﾉ (2018年7月25日 21時) (レス) id: 9f74aa9c35 (このIDを非表示/違反報告)
大学芋#Bertort(プロフ) - A☆Kさん» マジですか！？Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ自作イラストを褒められる事はあまり無いので、 とても感激です……！本当に本当にありがとうございます。・゜・(ノД`)・゜・。 (2018年7月25日 21時) (レス) id: 9f74aa9c35 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん＠アニメ厨 - つ、続きが気になりすぎる(> <)ベルトルトの事を助けてくれ……主人公よ……私には出来ないので(´；ω；｀)ていうか、ティアとライナーも気になる！私は主人公の性格も好きだけど、ティアの性格が好き過ぎます……これからも更新頑張ってください！ (2018年7月25日 21時) (レス) id: a390c2344b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大学芋 | 作成日時：2018年4月16日 17時
