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「ごめん、和也電気つけて」
その丈くんの言葉にあんまり意味もわからんと、電気をつけた。
「しゅん」
「……うん、」
丈くんの言葉にすぐ返事したもんやから、起きてたんかってびっくりしたのも束の間
顔色わる。
「自覚あるんやろ？どうして言わんの」
「…ない」
「はぁ、もう、、、」
小さな溜息をついた丈くんは、そのまましゅんの部屋にあった体温計の電源を入れた。
「ほら、嘘はすぐバレるんやで」
体温計、前回の記録されるやつやねんな。
「ほんま、いや…」
「嫌ちゃうって」
「熱ないって、ほんま、」
「俺色々持ってくるな」
丈くんが嫌がるしゅんに無理やり体温計挟み込んで抑えてる間に、俺はアイスノンやら冷えピタを取りに行くことにした。
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「アイスノンここやったっけ？」
冷蔵庫の奥、ごそごそ漁るものの見当たらん。
「かずくんそこちゃうで、こっち」
「おー、謙杜ありがとな」
「恭平くん？」
「ちゃうちゃう、しゅん」
そういうと一気に謙杜の顔が曇ってしまった。
「たいしたことないで。大丈夫」
ポンと頭に手を乗せて髪の毛をわしゃわしゃと撫でる。
あぁこれはまた気付けんかったって責めるやつや。
だから隠してもええことないってしゅんに何度も言うてるのに。
「あれ？帰ってたん？おかえり」
ほかほかと湯気を纏った流星の登場。
「ただいま。風呂上がりに悪いねんけど謙杜のこと頼んだで」
「は、なに？」
「しゅんも体調悪かったみたいやねん」
それだけ言えば十分伝わったらしく、謙杜こっちおいでって声かけてくれたからここはもうきっと大丈夫。
謙杜がせっかく温め直してくれた夕飯も、申し訳ないことしてしまったな…。
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「大ちゃーん？ただいま」
「おかえり、帰ってたんやね」
「丈くんも一緒やったで。恭平どう？」
「今落ち着いて寝たとこ、頭痛酷かったみたいやねん」
こっちもこっちで顔色よくないし、
しゅんが言い出せなかったのも、わからんでもないかなーって。
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麻李有(プロフ) - 更新いつも楽しみにしています！お話とは関係ない余談なんですが、私もお兄ちゃんしている流星可愛くて好きです！ (2021年2月11日 20時) (
レス) id: 6fa0e8953d (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！私のなんかで元気出して貰えるなんて…（ ; ; ）更新頻度多くはないですが、今後も宜しくお願いいたします（ ; ; ） (2021年2月11日 17時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 更新ありがとうございます!!私、最近ずっと忙しくて毎日憂鬱で辛かったんですけど、今、朝拝読させてもらって、ちょぴっと元気出ました！ありがとうございます！ (2021年2月8日 6時) (レス) id: c4b7076b4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - ニコさん» ありがとうございます〜！！単純脳なのでコメント嬉しくて更新ペース上がってしまいます(笑) お気遣いまでありがとうございます！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
ゆは(プロフ) - るなさん» ご期待添えず申し訳ありませんでした。こちらこそわざわざコメントありがとうございます。 (2021年1月26日 21時) (レス) id: b52a2bae21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆは | 作成日時：2020年12月27日 12時
